【広告】MORGEN ROTE特別号発行

MORGEN ROTE SPECIAL ISSUE (2012年5月)
親愛なる友、駒沢敏器の逝去を悼み、30年前彼が中心となって編集されていた『MORGEN ROTE』の特別号を作成しました。
青春時代を一緒に過ごした友の足跡を追いつつ、我々の目からみた「駒沢敏器の世界」を掘り下げてみました。
彼が親愛なる師匠として敬愛した作家 片岡義男氏、一緒に世界中を旅した写真家 佐藤秀明氏、元上司のスイッチ・パブリッシング代表 新井敏記氏、彼を小説家の世界に誘った小学館『きらら』編集長 稲垣伸寿氏、そして彼と一緒に素晴らしい作品を作り上げた仲良しのエディター 橋本淳氏など、彼の仕事を巡る諸先輩方にも追悼の文を寄稿していただきました。
MORGEN ROTE編集部が親友 駒沢敏器に捧げる「駒沢敏器の世界 The world According to T.K.」、発刊です。
MORGEN ROTE編集部は、非営利のサークルです。そのため、『MORGEN ROTE』特別号の配布は、実費(印刷費及び送料等:600円)で配布いたします。
なお、50部限定の発行ですので、部数が無くなり次第、申し込みを締め切らせていただきますので、あらかじめご了承ください。また、お一人の方の大量の申し込みはお受けしかねますので、ご了承ください。
『MORGEN ROTE』の代金600円は、同封された「払込取扱票」にて、「MORGEN ROTE編集部」宛て郵便局でお振込みください。なお、その払い込み手数料(ATM利用は80円、窓口は120円)はご負担の程、お願いいたします。
5月28日以降、順次メール便にて発送いたします。
詳細はこちらから ⇒ MORGEN ROTE
そうだ!京都へ行こう

RICOH GR DigitalⅢ 木屋町桜並木
午前中の会議を終え、急いで昼直前ののぞみに飛び乗った。行先は敏器の最後の旅行先となった京都。企業のエクイティファイナンスの手法の多様化と題してライツ・ライツオファリングについて話しをするのが目的。
折しも花の季節、延泊してのんびり京都の町をカメラ片手に歩いてみることにした。
京都に到着するとすぐに駅裏のホテル京阪にチェツクイン。桜の季節なのでホテルはどこもかにも満室なので、このホテルが空いていただけのましということか。最近ホテルだけは少しばかり贅沢をしてきたツケがこういうホテルに泊まると回って来る気がする。
荷物を置き地下鉄を乗り継ぎ明日午前中の講演の打ち合せと京都の企業動向についての意見交換を1時間半程してこの日の仕事は終了。その足で烏丸御池のラ・メランジェへ向う。
ニルギリから戻って来たばかりの松宮さんに、ニルギリ白茶とか龍井なる茶をご馳走になりながら、最近の茶、産地の不思議について教えて貰ったりした。カルダモン紅茶はミルクティにするとなんかすごく美味だった。
御茶談義をしているとすぐに時間がたって仕舞うので、適当に切り上げて、祇園まで食事に行った。
食事処の話はまた別途として、帰りの木屋町の片瀬川沿いの桜並木がとても幻想的できれいだった。
敏器を送る会@旬菜酒肴 あら喜

RICOH GR Digital 3
旧年来の茶友で元小学館の編集者奈良巧さんに、敏器の小説を掲載していた文芸誌『きらら』の編集長 稲垣伸寿氏を紹介していただいた。
その稲垣さんからお誘いを受け、南麻布三ノ橋の「あら喜」で奈良さん交え色々な話しをした。
稲垣さんは早い段階から敏器の小説家としての素要を見抜いて、彼に小説の執筆を薦めて来たそのため最近の小説は全て『きらら』に掲載されている。
そして敏器の最後の筆となった『秋になれば街は』という小説も『きらら』1月号に掲載された。
稲垣さんが敏器の訃報を受けた時、まさに『秋になれば街は』の舞台となった京都先斗町を歩いていたというのだから、奇遇と言うしかない。
『きらら』で敏器が書いた幾つもの小説は、長編も含まだ本になっていない。稲垣さんは、それを本にするのが僕の役目だとおっしゃつてくださった。小説家 駒沢敏器の作品を早くから評価し、本物の小説家として育てようとした稲垣さんの、親が我子を見るようなその眼差しは、とても暖いものだった。

下戸の男が3人集まって、こんな割烹料理店で一人の男を偲ぶというのもなんだかとても奇妙な図ではあるが、敏器もおいしいと言って食べたというこの店の名物まぐろの漬け丼を最後の締めとして、その夜の小説家 駒沢敏器を送る会を終えた。
それにしても稲垣さんも奈良さんも僕が尊敬する小説家(矢作俊彦や村上春樹、池澤夏樹といった面々)をまるでそのへんにいるおっさん達みたいに語るのだ(笑)。なるほど、編集者という憧れの職業も大変な職業ではあるのだなと、苦笑する思いだった。
駒沢敏器を送る会

RICOH GR Digital 3
嵐だった
一般企業ですら
帰宅指示が出る程の
春の嵐の日
爆弾低気圧
一帯敏器はこんな雨男になってしまったんだ?
訃報を聞いた日も
彼の位牌にお焼香した日も
どの日も雨だった
極めつけがこの嵐
今日は彼と仕事で関わった
仕事仲間主催の『駒沢敏器を送る会』
場所は敏器も訪れたことのある
新宿御苑近くの森に佇む
一軒家のラ・ケヤキ
発起人は作家の片岡義男氏、
「SWlTCH」代表新井敏記氏(欠席)、
小学館「きらら」編集長稲垣伸寿氏、
さとなおこと、佐藤尚之氏(欠席)、
そして相澤久美氏等
年上の友人で住職の永田氏の読経で始まり
桜の花の付いた枝を一本ー本を
皆で献花し
泡盛「春雨」で献杯

彼の愛した沖縄料理をつまみながら
参加者の方々と懇談
皆それぞれにそれぞれのやり方で
敏器と親交を温めて来たのを知った
彼の残した雑誌の記事や小説
著書や翻訳本を手にとっては
それらを書ぃた時の敏器の様子を
語って下さる仕事仲間の方々
僕の知らない敏器の顔が
あちこちに垣間見られた夜だった
会が終わる頃には
あれだけ激しかった雨も止み
風は残っていたものの
空には美しい月が輝いていた
妙に穏やかな気分になって
帰途に着いた
でもまだ僕には始ったばかり
僕たちなりのやり方で
彼を送るまでは
まだ終わらない
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美味しいものを食べて、旅して、写真を撮って、本を読む。そんな日常の極上の楽しみを切り出した、至極個人的なブログです。
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