下賀茂神社
2017年 06月 03日
最近、下賀茂神社には、結構興味があって、
京都に来ると下賀茂神社を詣でている気がする。
で、基本は出雲系の神社に興味があるのだが、
ここ下賀茂神社も出雲系には所縁があるからだ。
下賀茂神社の主祭神は「賀茂建角身命」と「玉依媛命」親娘。
そして、玉依媛命の母は、下賀茂神社の脇に祀られる
三井社の祭神・伊賀古夜日売命。
伊賀古夜日売命は丹波国神野の国神だ。
ちなみに、丹波の神野神社は現在の亀岡市宮川神社で、
伊賀古夜日売命が祀られているのだとか。
丹波国はいうまでもなく出雲族の地で、
伊賀古夜日売命は出雲系の神だといえる。
つまり、賀茂建角身命は出雲系の神と婚姻関係にあったわけだ。
しかしながら、もっと触接的に出雲と関係があるのは、
「賀茂別雷命の父は松尾大社の大山咋神である」という伝説による。
つまり、賀茂別雷命が、松尾大社の主祭神 大山咋神だとすれば、
もはや、出雲系でなくて何なのだということになるわけだ。
いうまでもなく、大山咋神は日枝神社の主祭神。
で、坂尾ボルト、大山咋神は大年神とアメノチカルミヅヒメの間の子。
ということは、須佐乃男の孫ということになる。
ちなみに、現在下鴨神社に祀られている
出雲井於(いのへの)神社の主祭神は、
出雲の神、須佐乃男で、
本殿よりも先に鎮座していた下鴨で最も古い神社だとか。
ということは、この一帯はやはり出雲系神の面影が
色濃く残る地といえるのではないだろうか。
出雲井於神社
by darjeeling_days
| 2017-06-03 11:00
| shrine:神社・稲荷神社
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