宮島へ渡る
2014年 01月 18日
広島に泊まったのだから25年ぶりぐらいに
宮島にでも足を延ばそうと思い、
朝一番で出かけることにした。
JRで宮島口まででて
そこからJRのフェリーで宮島まで渡った。
朝早かったのでそれほど人は多くはなく
ゆったりした気分のなか
まだ朝もやの煙る大鳥居を
海の上から眺めることができた。
宮島口から宮島までは
フェリーで約10分。
瀬戸内海は穏やかなので
全く揺れることもなく
あっという間に到着した。
フェリー乗り場から島へ向かう道で
まず目に留まったのが鹿。
あ、そうか、ここは神社の島だから
奈良と同じように鹿がいるんだって
なんか珍しく思った。
こういう動物が無造作に商店街を歩いているのが
なんとも不思議な感じがした。
厳島神社へは
松島の参道の商店街の中を抜けていくが
まだ時間も早く
開いているお店はあまりなかったが
いずれにせよ
もみじまんじゅうを中心とした
お土産屋さんばかりだった。
厳島神社を一回りした後
再度この参道まで戻ってきたのだが、
焼き牡蠣を焼くにおいが遠くまで漂ったり
全自動式のもみじまんじゅうや機器が動いている店があったり
ぶらぶらと店を冷やかしつつあるくのは結構面白い。
杓文字屋が何軒かあったし
大きな杓文字が参道に飾られていたので
どんな関係があるんだろうかと思ったが、
どうやら杓文字発祥の地が宮島だという説があるのだとか。
もっとも、杓文字自体は、弥生時代の遺跡からも発掘されているので
必ずしもそうではないのだろうけれど、
そんな由来があるというのも面白い。
寛政の頃(1800年頃)、宮島の神泉寺の僧・誓真という人が、
ある夜、弁財天の夢を見てその琵琶の形の美しい線から杓子を考察し、
御山の神木を使って作ることを島の人々に教え田のが由来だとか。
この神木の杓子で御飯をいただけば、
ご神徳を蒙り福運をまねくという誓真上人の高徳とともに、
宮島杓子の名声は世に広く宣伝されらしい。
宮島では、飯をよそう杓文字(しゃもじ)を杓子(しゃくし)と呼ぶ。
観光気分になれる宮島の参道は
昼過ぎになるとだいぶ人が増えるが
参道のにぎわいもちょっと横道に入ると
ふっと静けさが戻ってくる
そんなところにおいしい珈琲やさんがあったりして
宮島なかなかやるじゃんっていう感じだった。
by darjeeling_days
| 2014-01-18 22:00
| travel
|
Comments(0)