聖なる場所へ2 伊勢神宮内宮
2014年 09月 22日
伊勢神宮内宮 宇治橋からの朝日
Nikon D800, Nikon 24-85mm F2.8-4
もはや僕が語る必要もない伊勢神宮内宮
今回の旅のメインイベント
朝5時に起きて身支度も早々に
D800だけを担いで早朝参拝に出た
この時間、参拝客は少なく
朝の霊気をたっぷり宿した空気がとても心地よい
宇治橋を渡るとそこは聖なる区域
おのずと目も覚めてくる
神苑を抜け火除橋を渡り一の鳥居をくぐると
五十鈴川の御手洗い場にでる
この時間全く人がいなくて
このすがすがしい場所を独り占めなのであった
しっかり清めて内宮の奥にそのまま進んでいく
外宮よりももう少し森が深い感じがするのは
人がいなくて早朝の空気がまだしっとりしているからだろうか
その神宮の森の中をずんずんと進んでいくと
神楽殿や五丈殿など、弥生式の神宮とはやや趣を異にした
大きな建物が出現するがそこもそのまま素通りで
どんどん正宮方面に進んでいく
大きな木々が立ち茂る中
ついに正宮の階段が出現する
カメラはこの石段の下まで
すがすがしい空気の中を一段一段石段を登る
去年遷宮した際の旧正宮跡がその奥手に望めるが
まずは正宮で祈りをささげる
伊勢神宮内宮御正宮におわす神様は
言わずと知れた天照大御神
いろいろな悩み事を解消する祈願は
今まで素戔嗚尊や大国主尊が祭られた神社でしてきたのだが
伊勢神宮の神にはひたすら頭を下げ
何かを願うのではなくここにいることの感謝の意を表す
それが習わしなのだと聞いた
ひとしきり伊勢の神様に頭を下げ
あたらしい宮の日本唯一の美しい建物に感嘆し
霊気をためた朝の空気に身をさらす
「「何事のおわしますをば知らねども かたじけなさに涙こぼるる」
西行の詠んだ歌といわれるが
出家した仏徒にもこのように慕われる伊勢信仰は
日本人の本源的な部分にしっかり根差しているのだろうなあ
正宮から本来は荒祭神に向かうべきなのだが
ここは後ほど家人とくることになっているので
風日祈宮へ向かった
五十鈴川に係る橋がとてもいい感じで
何枚もシャッターを押す
ほぼ貸し切り状態でとても気持ちがいい
自然の中にそのままでこうして神様がいる領域というのは
伊勢神宮ならではなのだろうなあ
どうして倭姫命はこの地を選んだのだろ
祭神は外宮(豊受大神宮)別宮の風宮と同じ級長津彦命・級長戸辺命
元寇のときに神風を起こしたので有名
でも、この二柱は正直言うと今まで知らなかった
この土地の神様だったのだろうか?
古事記などの神話に登場するメジャーな神様では決してない
外宮の風宮、土宮同様、この風祈宮も
自然を祭るプリミティブな神様の意味合いなのかもしれない
自然をこうして尊ぶ気持ちは日本人のDNAにこんな形で刻まれてきたのか
風祈宮から神楽殿方面に風祈宮橋を渡ると
森の中にお守りを授けてくれる社務所の灯りが見えた
なんかとても優しくて導かれるような光だった
このころになるとそろそろお参りに来る人も
ちらほら見えてくる
帰りに大山祇尊を祭った大山祇社にもお参りした
大山祇は素戔嗚系列の神様なので
なぜ伊勢の地に祭られているのかそれも不思議ではある
ここからさらに山を越えて紀伊半島の先端に向けて車を走らせると
熊野神社があるのだがまさにそこは素戔嗚を祭ってある
アマテラスとスサノオの関係は決して良くはなかったはず
でも、伊勢のおひざ元のおはらい町の軒下にかかる
「蘇民将来」のお守りを見るにつけ
この二神の関係というのがとても面白く感じる
そんなことを考えながらぶらぶらと宇治橋まで戻ってきた
そらが大分明るくなって人も増え始めた
さあ、これから宿に戻って朝ご飯をいただくことにしよう
一週間前の天気予報では曇り雨だったのに
今朝はこんなに晴れている
まさに物見遊山・観光には打ってつけの日
伊勢神宮内宮
住所:三重県伊勢市宇治館町1
(2014.09.21)
Nikon D800, Nikon 24-85mm F2.8-4
もはや僕が語る必要もない伊勢神宮内宮
今回の旅のメインイベント
朝5時に起きて身支度も早々に
D800だけを担いで早朝参拝に出た
この時間、参拝客は少なく
朝の霊気をたっぷり宿した空気がとても心地よい
宇治橋を渡るとそこは聖なる区域
おのずと目も覚めてくる
神苑を抜け火除橋を渡り一の鳥居をくぐると
五十鈴川の御手洗い場にでる
この時間全く人がいなくて
このすがすがしい場所を独り占めなのであった
しっかり清めて内宮の奥にそのまま進んでいく
外宮よりももう少し森が深い感じがするのは
人がいなくて早朝の空気がまだしっとりしているからだろうか
その神宮の森の中をずんずんと進んでいくと
神楽殿や五丈殿など、弥生式の神宮とはやや趣を異にした
大きな建物が出現するがそこもそのまま素通りで
どんどん正宮方面に進んでいく
大きな木々が立ち茂る中
ついに正宮の階段が出現する
カメラはこの石段の下まで
すがすがしい空気の中を一段一段石段を登る
去年遷宮した際の旧正宮跡がその奥手に望めるが
まずは正宮で祈りをささげる
伊勢神宮内宮御正宮におわす神様は
言わずと知れた天照大御神
いろいろな悩み事を解消する祈願は
今まで素戔嗚尊や大国主尊が祭られた神社でしてきたのだが
伊勢神宮の神にはひたすら頭を下げ
何かを願うのではなくここにいることの感謝の意を表す
それが習わしなのだと聞いた
ひとしきり伊勢の神様に頭を下げ
あたらしい宮の日本唯一の美しい建物に感嘆し
霊気をためた朝の空気に身をさらす
「「何事のおわしますをば知らねども かたじけなさに涙こぼるる」
西行の詠んだ歌といわれるが
出家した仏徒にもこのように慕われる伊勢信仰は
日本人の本源的な部分にしっかり根差しているのだろうなあ
正宮から本来は荒祭神に向かうべきなのだが
ここは後ほど家人とくることになっているので
風日祈宮へ向かった
五十鈴川に係る橋がとてもいい感じで
何枚もシャッターを押す
ほぼ貸し切り状態でとても気持ちがいい
自然の中にそのままでこうして神様がいる領域というのは
伊勢神宮ならではなのだろうなあ
どうして倭姫命はこの地を選んだのだろ
祭神は外宮(豊受大神宮)別宮の風宮と同じ級長津彦命・級長戸辺命
元寇のときに神風を起こしたので有名
でも、この二柱は正直言うと今まで知らなかった
この土地の神様だったのだろうか?
古事記などの神話に登場するメジャーな神様では決してない
外宮の風宮、土宮同様、この風祈宮も
自然を祭るプリミティブな神様の意味合いなのかもしれない
自然をこうして尊ぶ気持ちは日本人のDNAにこんな形で刻まれてきたのか
風祈宮から神楽殿方面に風祈宮橋を渡ると
森の中にお守りを授けてくれる社務所の灯りが見えた
なんかとても優しくて導かれるような光だった
このころになるとそろそろお参りに来る人も
ちらほら見えてくる
帰りに大山祇尊を祭った大山祇社にもお参りした
大山祇は素戔嗚系列の神様なので
なぜ伊勢の地に祭られているのかそれも不思議ではある
ここからさらに山を越えて紀伊半島の先端に向けて車を走らせると
熊野神社があるのだがまさにそこは素戔嗚を祭ってある
アマテラスとスサノオの関係は決して良くはなかったはず
でも、伊勢のおひざ元のおはらい町の軒下にかかる
「蘇民将来」のお守りを見るにつけ
この二神の関係というのがとても面白く感じる
そんなことを考えながらぶらぶらと宇治橋まで戻ってきた
そらが大分明るくなって人も増え始めた
さあ、これから宿に戻って朝ご飯をいただくことにしよう
一週間前の天気予報では曇り雨だったのに
今朝はこんなに晴れている
まさに物見遊山・観光には打ってつけの日
伊勢神宮内宮
住所:三重県伊勢市宇治館町1
(2014.09.21)
by darjeeling_days
| 2014-09-22 10:27
| shrine:神社・稲荷神社
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