シュテファン寺院
2015年 02月 02日
シュテファン寺院 ウイーン
Nikon D800, 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM
ウイーンのど真ん中にあるシュテファン大聖堂。ゴシック調のとんがり屋根が印象的な大きな寺院で、ウイーンのシンボルともいえるランドマークだ。
ハプスブルク家の歴代君主の墓所であるほか、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとコンスタンツェ・ウェーバーの結婚式が行われ、また葬儀が行われた聖堂としても知られている。
12世紀から建造が始まったといわれるこの聖堂は、最初ロマネスク建築だったらしいが、その後ゴシック調に変更されたという。なので、教会で最古の正面入口は13世紀の後期に作られたロマネスク調の物となっている。
特徴なのはとっても高い塔。これは世界中の教会の中で3番目に高いのだそうだ。結構見上げるに頭を上げなければいけない。
それにしても、ゴシック建築というのは、柱の一本一本まで、どこをとってもフォトジェニックなのがとてもいい感じだ。まるでYesのジャケットの絵を彷彿とさせる(笑)。
このつくりは日本では全くなじみのない、石の文化といえる。どうしてこんな形状やデザインが生まれたのだろう。なんだかすごくそういう部分を面白いと思った。
それにしても宗教は様々な催し物にかかわって存在しているので、このシュテファン寺院も、神聖ローマ帝国には大きな影響を及ぼしたのだろ。そもそも神聖ローマ帝国の皇帝は、ローマ教皇から戴冠されるのだから、関係ないわけない。その辺の力関係はどんなだったのだろうか?
ともあれ、キリスト教の壮大な権力というのは、すごいのだなあと、改めて思った。ちゃんとした宗教を抱かない僕は、イエスキリストといっても、ピント来ないけど、やっぱり神聖ローマ帝国という「ローマ帝国」を名乗る以上、直接的な関係がローマ帝国となかったとしても、箔付けでキリスト教ヒエラルキーの頂点にいるローマ教皇からの戴冠というのは必要だったのだろう。
そんなことをつらつら考えながら内部を見学して、教会の裏手に回ると、観光用馬車が沢山係留されていた。こういうのでウイーン市内を観光するのもいいのかもしれないけれど、まあ、自分の足で歩くのが一番(笑)
そういえば、一枚目の写真だが、SIGMAの12-24mmという超広角レンズを使ってみた。流石になんだかおもしろい変形図になってしまった。パースがすごいことに・・・。
by darjeeling_days
| 2015-02-02 22:15
| travel
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