グラーベン通り

DSC_2668 グラーベン通り
グラーベン通り
Nikon D800, Ai AF Zoom-Nikkor 24-85mm f/2.8-4D IF

ケルントナー通りと並んで、ウィーン旧市街の中心街・目抜き通りとして知られているのが、ここグラーベン通り。

地下鉄・シュテファンスプラッツ駅付近でケルントナー通りと交差し横に走るのがグラーベン通りだ。

グラーベン通り_d0227799_1223828.jpg



そもそもグラーベンとは、「側溝」という意味なんのだとか。ウイーンには、リンクという、もともと城壁(場内外を分ける外壁)があった場所があるのだが、これとは別に、場内にも王宮の堀があったらしく、まさにそれがこの場所らしく、こんな名前がついたのだという。

DSC_2663 Plague Column

通りのほぼ中央に位置するの がペスト記念柱(三位一体記念碑)だ。上部が黄金に輝く、やけに派手で大きなモニュメントが立っている。1679年にウィーンでペストが大流行し、10万人の死者が出た。皇帝レオポルド1世が、ペストが終結したことを記念してたてたのがこの碑なのだそう。

DSC_2665 三位一体像

碑の下方部分をよく見ると、キリスト教の天使?!がペストを退治している像が刻まれている。

DSC_2874 グラーベン

この通りは高級品店が建ち並ぶ通りなので、老若男女、地元民から観光客まで結構な人通りだ。東京でいうと銀座通りのようなものか(笑)

DSC_2661 ザイファーガッセ

ウイーンには「ガッセ」と呼ばれる小道がたくさんある。このクラーベン通りにも上下に小さなガッセが沢山出ているので、ふらりとどこかの路地に入ってみるのも面白い。ちなみにこの写真はザイファーガッセという小道。

DSC_2671 ペーター教会

そんな路地を入ったところにあるペーター教会は、1702年に建造されたウィーンで2番目に古い教会なのだとか。意外と大きな丸屋根が特徴で、中に入るとフレスコ画の天井絵が描かれている。

DSC_2872 グラーベン

クラーベン通りは直進するとやがて行き止まりになる。少し広場みたいになっていて、ベンチもあるので、ここで買い物に着かれた人が一休みする格好の場になる。

P1000910

クラーベンの終点のちょうど先にあるのが、有名なユリウス・マインルという高級食材店(百貨店)だ。写真だと褐色の建物になる。ここは左部分は軽食カフェコーナーになっていて、気軽にご飯が食べられる。そして右手とその奥が高級食材店。2階もあって、チョコレートからハムから、茶から、チーズから、現地の調味料まで、いろいろな食材が並んでいて、とっても面白かった。

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2階の茶荘に、へんな着物のような服を着たアジア人がいたが、最初日本人?と思ったものの、どうやら韓国人らしく、なんか態度が悪かったのが気になった。うーん、日本人とか着物とはああではないよって思ってしまった。

P1010040

グラーベンのどん詰まりまで行って、左手をみると、なにやら印象的な建物が見えた。これこそが、ウイーンを代表する王宮の建物だった。

このクラーベンを横に向かうとおりがコールマルクトだ。ここにはデメール(洋菓子店&カフェ)とかManz’scheという有名な本や並ぶ通りでもある。

ここからさらに北側には様々な面白い小道が通じているので、この後は、その小道散策へ行くことにした。
by darjeeling_days | 2015-02-03 13:48 | travel | Comments(0)

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