ヴィクトアリエンマルクト ミュンヘン

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ヴィクトアリエンマルクト
Nikon D800, Ai AF Zoom-Nikkor 24-85mm f/2.8-4D IF

1807 年にマキシミリアン 1 世の命で、
食品市場をマリエン広場からもっと広い場所に移転させたことが始まりの
ヴィクトアリエンマルクト

とにかく、ここが一番ミュンヘンで楽しいといっても過言ではない
そんなマーケットなのである

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旧市街地であり観光の中心、マリエンプラッツからすぐのこのビクトアリエンマルクトは、140ものお店がギュッと凝縮された、いわゆる食品マーケットだといえる。

もともとヴィクトアリエンとは、ドイツ語の古語で「備蓄された食料・食糧」といった意味があるらしく、その名のとおり、このマーケットには、野菜、果物、パン、肉類、魚類、はちみつ、スパイス、オリーブの漬物、チーズ、ワインなど、さまざまな食料品が並ぶ、とっても楽しい一角だ。

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作りは比較的い簡素な露天が多く、中にはそれなりの店構えの店もあるが、シートで囲まれたテントのような店舗もそれなりに趣があって、なかなか良いのである。

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この市場の一番の愉しみは、「買い食い」だ。
いろんなお店で様々なものを売っているので、少しずつ買って、食べ歩きするのがいい。
中でも一番のおすすめは、バイエルンの珍味、リバーケーゼ。
豚と牛の肉をミックスしハム状に固めたミートローフの一種で、通常、ドイツの丸いパンの上に挟んで食べる。

ドイツのパンも、周りはカリカリで、中がふわふわでとてもおいしい。

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マーケットの中心には、バイエルンの色である青と白に飾られたメイポールが建っている。

そもそも、メイポールは、昔はどの工芸や産業が地元地域にとって重要かを示すために使用されていたらしい。いわゆる、市場のシンボルということになる。

よく見ると、このポールには、樽を持った男性や、何かを打っている女性、そしてダンスをしている男女などの人形が飾られており、このマーケットの賑わいを表しているのがよくわかる。

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もっとも目立つのが、野菜や果物ののテント。色とりどりの果物や野菜を量り売りしている。
ブドウを一房買って食べてみたが、甘酸っぱくてとても味が濃い、おいしいブドウだった。

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さらに、おいしそうなチーズが並ぶ露天もいくつも見かけた。
ドイツチーズのことはよくわからないけれど、名前を知っているチーズもいくつか見かけた。
ドイツパンを購入して、チーズの店で黒トリュフのチーズを買ってホテルで食べたが、チーズ、持って帰ればよかったと思うほど、おいしいものだった。

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こんな風にソーセージを売っているお店ビールを飲ませてくれる店などが、軒を連ね、見ていて本当に楽しい。

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ここはオリーブ各種を量り売り敷いているお店。
ピクルスのようなものから、オリーブのオイル漬けまで、いろいろと並んでいて、試食もさせてくれた。

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ドイツはビールのみならずワインも豊富で、チーズとワインの露天もいくつか出ているのを見かけた。

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ドイツのパンも、やっぱり本場で食べるととてもおいしい。種類もいくつもあって、丸いカイザーゼンメルは、焼きたてのものは、本当においしい。
他にも、クノーテンとかブレッツェルとかモーンシュネッケンなど、そのままお菓子パンみたいに食べられるものも各種並んでいた。

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そしてドイツといえば紅茶。
紅茶といえばイギリスだろうといわれそうだが、いやいや、ドイツもお茶の国だ。このヴィクトアリエンマルクトにも紅茶を専門に売る露天がいくつか出ていた。
ハンブルグが紅茶の集積港ではあるが、ミュンヘンにもいくつか紅茶専門店もあるらしく、こうした小さな露天でも、かなりおいしい紅茶が購入できるのだ。

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ソーセージを焼いてパンにはさんでくれる店もある。ソーセージ大国ドイツなので、その種類も豊富。
ソーセージというとフランクフルトソーセージを思い浮かべるけれど、やっぱりミュンヘンでは、焼いておいしいのはテューリンガーだ。
焼きたてをパンに挟んで、マスタードを付けて食べるのが、テューリンガーの王道なのである。

もちろん、ミュンヘン一の名物ソーセージは、真っ白な茹でて食べるヴァイスヴルストではあるのだけれど、それはちゃんと食卓に乗ったものを食べるのがいい。

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もちろん、こんな様々なソーセージ屋ハムなどを、自宅用にはかり売りしているお店もある。
本当はこの白いWeißwurst ヴァイスヴルスト(Munchener(ミュンヘンの)Wei(白い)Bwurst(ソーセージ))を日本に持って帰りたかったが、鮮度が命らしい。もっとも、日本には肉類を持ち帰ることはできないのだが。

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ミュンヘンは寒かったので、こんなスープのお店もとっても嬉しい。
日本語で「市内でも最高のスープ」って書かれているのは笑ったけれど(笑)
中国語、韓国語ではなく、日本語だってところが偉い(笑)

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マーケットは景観的にもとってもいい感じにフォトジェニックだった。
街灯も趣がある。

というわけで、まずはここで腹ごしらえ。
ぐるりと一回りするだけでも、結構な時間がかかるので、
ミュンヘン市内をぐるりと歩き回った後に、ランチをここでなんていうのもいいかも知れない。
もっとも、ビール呑みの人には、夜のお楽しみ(市内最大のビヤホールにもなるらしい)も!

ヴィクトアリエンマルクト
住所:Viktualienmarkt 80331 München
営業:月-金 10am - 6pm, 土 10am - 3pm
定休:日曜日
http://www.muenchen.de/int/en/shopping/markets/viktualienmarkt.htm
by darjeeling_days | 2015-02-23 15:53 | travel | Comments(0)

美味しいものを食べて、旅して、写真を撮って、本を読む。そんな日常の極上の楽しみを切り出した、至極個人的なブログです。https://www.tearecipe.net/


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