ミュンヘン写真散歩 1

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リンダ―マルクト ミュンヘン
Nikon D800, Ai AF Zoom-Nikkor 24-85mm f/2.8-4D IF

折角朝早く起きたのだから、ホテルのチェックアウトの時間までカメラをもって朝散歩しようということで、息子と二人、ミュンヘン旧市街の所要ポイントをぶらぶらと歩くことにした。

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ルイスホテルから、まずはマリエンプラッツ方面にリンダ―マルクトをぶらぶら。
昨夜の雪がいい感じに積もっている。
天気が雲一つない晴天なので、何もかもがフォトジェニックだ。

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ペーター教会からヴィクトアリエンマルクトに抜けるペータースプラッツを覗くと、小さな店が軒を連ねている。こういう光景はまさに欧州だなという感じだ。

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そのまままっすぐ少し歩くと、巨大な時計塔が見えてくる。マリエンプラッツの新市庁舎だ。ここは後でゆっくり見学することとして、新市庁舎の左脇のヴァイン通りを北上することにした。

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ヴァイン通りから見る新市庁舎は、ネオゴシック調の装飾が施され、マリアと思しき彫刻が何体か飾られていた。とっても古い感じがするが、1867~1909年に建てられたのだとか。

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さらにまっすぐ進むと、雪一面の広場に出る。どうも公園らしいが名前は不明。月曜の早朝なので、出勤する人や散歩する人が見受けられた。

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公園の東側を見ると、ダルマイヤーの本店があるビルが見えた。さすがダルマイヤー、でかいビルだった。まだ時間が早いのでお店は空いていなかったのだが、ここのデリでおいしいもの買い食いしたかったなあ(笑)。

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広場から南側の新市庁舎を望むと、こんな感じ。正面とは印象ががらりと一変して、なんだかおとなしげな風貌だった。

この広場の北側のシュランマー通りを左折してダルマイヤー方向へ。ダルマイヤーを少し覗いた後は、レジでンつ通りを再び北上する。

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すると、市電の走るベルザ通りの向こう側に、マックスジョセフプラッツとミュンヘン国立劇場が見えてきた。

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ベルザ通りを走る市電(トラム)は、真っ青な車体のお洒落なトラムだった。19番のトラムらしい。トラムの行先は今一よくわからないのだけれど、慣れると結構便利みたいだ。

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レジデンツの南側に隣接した、この国立劇場は、バイエルン国立歌劇場というのが正式名称で、いわゆるオペラハウスだ。このオペラハウスは、1753年に創設されたらしいが、なんどかの火事で再建され、終戦後、国立歌劇場としてさらに再建されたらしい。

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更にレジデンツ通りを北上する。この辺りはレジデンツと反対側に有名ブランドの店などが並ぶショッピングストリートでもあるらしい。高級感漂う建物がなかなかいい感じだ。

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その先には西に延びる小さな小道「ベストガッセ」がある。小道の入り口の標識に雪がつもり、なんともいい雰囲気だった。

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肝心のレジデンツだが、ここは旧バイエルン王国ヴィッテルスバッハ王家の王宮。現在は博物館や劇場として公開されている。1385年シュテファン3世によって建設が開始され、その後ヴィッテルスバッハ家の宮殿として増改築を繰り返して現在の配置となったのだとか。

結構な広さの王宮なのだが、ウィーンで王宮を見てきてしまった後なので、あまり触手も動かず(笑)、建物を見学するにとどまった。ルネサンス、ロココ、バロック、新古典主義の各様式が混在しているのが特徴らしいが、どこがどこだかわからんかった・・・。

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しかし、あとからアンティクヴァリウム (考古館)の豪華な天井や設えは見ておけばよかったなと、ちょっと後悔・・・。こんな感じらしい・・・ 

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レジデンツ通りをレジデンツの壁が切れるあたりまで北上すると、ぽっかり広場にでる。その広場のレジデンツの入り口と反対側にあるのが、フェルトヘルンハレ(将軍堂)。高名な将軍であるティリー伯ヨハン・セルクラエスと、カール・フィリップ・フォン・ヴレーデの銅像が安置されていて、建築されたのは、1841年から1844年にかけてのこと。この時代のミュンヘンは都市計画実施中で、あちこち工事が行われていたらしい。その際に作られたのがこの広場。戦時中は、ナチ党の宣伝の中でシンボル的な意味もあったらしい。

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そこからレジデンツの北側に併設された宮廷庭園(ホーフガルテン)に足を踏み入れる。まるでどこかの高原にでも着たような雪景色。

もともとは1613年から1617年にかけて、バイエルン選帝侯マクシミリアン1世の命によりイタリア様式のルネサンス庭園として造園されたバイエルン王宮の付属庭園。大戦時に荒廃してしまったらしいが、その後現在の形に整備された。

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宮廷庭園の西側と北側にはアーケードがあり、カフェなども出ているらしい。夏にはきっと多くの人でにぎわうのではないだろうか。

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庭園の中心には、ディアナ園亭というルネッサンス風の小さな円形の東屋がある。園亭の名は、ローマ神話における月の女神ディアナにちなんでいる。

まさに、この公園は市民の憩いの場という感じ。歩いていて、結構気持ちの良い庭園だった。

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by darjeeling_days | 2015-03-02 14:48 | travel | Comments(0)

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