ミュンヘン写真散歩 2
2015年 03月 04日
オデオン広場
Nikon D800, Ai AF Zoom-Nikkor 24-85mm f/2.8-4D IF
宮廷庭園(ホーフガルテン)の北側アーケドを抜けて、ガレリー通りからルードヴィヒ通りに出てみた。
通りから南側を見ると、オデオン広場、将軍堂、テアティーナ教会そして左側にバイエルン州の財務省や内務省の建物が見える。
マリエンプラッツから地下鉄で北に一駅のオーデオンシュプラッツの駅がある。
駅を出ると、将軍堂までは歩道と広場が石畳になっているのだが、冬のこの時期は、雪や氷におおわれていて、その見事な石畳はちゃんと鑑賞できないのが残念だ。
ここには、ミュンヘンでもかなり古いカフェハウス、タムボズィ・アム・ホーフガルテン(Tambosi am Hofgarten)というカフェがあるのだが、まだオープン前だったのも残念。ちょうどホーフルデンの西側のアーケードの一番南側に位置する。ホーフガルデン側にはオープンカフェが出るらしいが、室内で珈琲を飲むのがいいのだと、ここを訪問した人が言っていた。
さて、オデオン広場からブリーナー通りに入り西に向かうと、まず左側にWittelsbachersplazという広場があり、そこに乗馬したマクシミリアンI世の造像が建っているのが見える。マクシミリアン1世は、最後のバイエルン選帝侯(在位:1799年 - 1805年)及び初代バイエルン王(在位:1806年 - 1825年)だ。
ちゃんとした名前がマクシミリアン・マリア・ミヒャエル・ヨハン・バプティスト・フランツ・デ・パウラ・ヨーゼフ・カスパール・イグナティウス・ネポムクというやたら長い名前なのだが、マックス・ヨーゼフの名で知られている。
さらにブリーナー通りを進み、ミュンヘンでも古いケーキ屋さんの一つ、カフェ ルイトポルトの手前を左折すると、アミラプラッツという小道に入る。小さなカフェやショーウインドウが並ぶ裏路地といった感じだ。
さらに南下すると、アミラプラッツはザルヴァトルプラッツと名前を変えるが、その先右手に、大きな塔のあるサルヴァトル教会が現れる。ミュンヘンの教会に限らないのだろうが、一言で教会といっても、大きさも作りも全然違う。まあ、その辺は日本の寺にも様々な宗派があって、寺の作りが違うのと似た話だろうか。
教会は中を見てなんぼと思うのだが、ここの教会は撮影禁止だった・・・。
向かい側には独銀HVBの本社ビルが古めかしい装いで立っていた。この一帯は金融街なのか、バイエルン州立銀行のビルも近くにあった。
さらになんかすると、右手にちょっと派手な装飾されたビルが見えてくる。ちょうど高級ショッピングセンター・フュンフヘーフェの裏手といった感じか。無印良品が入っているというマークが見えた(笑)
小道をそのまま突き当りまで行くと、プロムナーデプラッツという小さな広場にでた。右側を見ると、もともと予約しようかなと思っていたホテル、バエリッシャーホーフの立派な建物が見えた。
このプロムナーデプラッツには、トラムの軌道があり、ここにも青い車体のトラムが走っていた。
警察の車が何台もプロムナーデプラッツをぐるぐる回っていた。一体何をしていたのだろう?
ミュンヘンのパトカーは緑色なのだなあ。なんか迫力に欠ける気がする(笑)
プロムナーデプラッツの南側からこんどはハートマン通りを南下する。短い通りだが、両側は欧州らしいビルが並ぶ。
突き当りを左折すると、いきなり巨大な塔がどーんと目の前に出現する。ミュンヘンで有名なフラウエン教会だ。
個性的な2本の塔を持つ後期ゴシック様式のミュンヘンのシンボル的な教会で、1468年に建設が始まり、約20年かかって完成したものらしい。1821年からは南バイエルン教会圏の首教会となっているのだとか。
当時の勢力範囲はかなり広かったらしく、教会の前には、往年の協会の敷地のモデルがしつらえてあった。いまは、このメインのビルしか残っていない。
さすがに、この大きな教会の内部は見学しなければと、入り口を探しもぐりこむ(笑)。
教会内部は三身廊からなり、22本の白い八角柱が2列に並んでおり、入り口からはそれが白い壁のように見え、側廊と窓は見えない構造になっている。
内陣には礼拝堂が並び、バイエルンにかかわりの深い人々が祀られているし、ビッテルスバッハ家の地下霊廟もある。そこに降りる階段もあったが、ちょっと遠慮しておいた。
美しいステンドグラスもあちこちにあるが、「受難のキリスト」や、「マリアの昇天」、などが有名なのだとか。
玉ねぎ型の円蓋を持つ2本の塔は、北塔が約99mで、南塔が約100m。南塔は「エレベータで登ることができ、素晴らしいミュンヘンの街を一望できます。」とガイドブックには載っていたのだが、この日は工事の関係でか、エレベーターは休止中だった。といっても、こんな高いところに狭いエレベーターで昇りたいとは思わないのだけれど(笑)
フラウエン教会の内部から南側のドアを出てフラウエン広場に出たら、そのままリープフラウエン通りを何かして突き当たると、マリエンプラッツまで続くミュンヘンのメインストリートとでも呼べるショッピングストリート「カウフィンガー通り」に行きつくことができる。
by darjeeling_days
| 2015-03-04 22:52
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