七草粥
2016年 01月 07日
今日は七草。
七草には七草粥を食べなければいけない。
まあ、いけなくはないのだけれど、
昔からの日本の風習として
理にかなったものであるのだから
この伝統はぜひとも継承され
残って欲しいなと思うのである。
せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ
すずな すずしろ これが春の七草
小学校の頃に訳も分からず暗記させられたっけ。
そういうのはちゃんと覚えているものだ。
日本古来のというけれど、
七草の風習は江戸時代に定着したらしいので
まだ300~400年程度なのか。
元来七草は1月7日の「人日(じんじつ)」の日に行われる
「人日の節句」の行事で、五節句のひとつ。
人日とは、中国の前漢の時代の占いに故事を得る風物で
元日の鶏から始まり、狗(犬)、猪、羊、牛、馬と来て、
7日は人の日となるわけだ。
人日の日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という
7種類の若菜を入れた羹を食べ、
無病息災を願うようになったのが
日本に伝わり、
日本特有の風物になったといわれている。
冬の少し疲れたからだや
正月の不摂生を調整するための
食事としてはまさに最適なのだ。
ところが、この七草粥
自宅以外で食べられるところを探すのは難しい。
もともと七草粥は
官吏昇進が公表される1月7日の朝に
羹を食べ、立身出世を願ったのが始まりといわれるが、
朝から粥を食べられる店など、皆無に等しい。
吉野家とか早朝から店を開いているお店で
こういうのを取り扱ってくれれば、
絶対に1月7日だけは押しかけるのだけれど。
というわけで朝粥はあきらめて
ランチで探すも、ほとんど見つからず。
唯一見つかったのがスープストック。
というわけで、行ってきました
日本橋のスープストック。
鯛だしベースのちゃんとした七草粥が
ここでは食べられたのだ。
とりあえず、これでノルマクリア!
侮りがたし、スープストックなのであった。
後で聞いたところ、セブンイレブンでも
七草粥を出していたとか。
なるほどなかなかやるなセブンイレブン。
ともかく、やっぱりちゃんとした七草粥が食べたいなあ。
いつか、京都の瓢亭で七草粥が食べたい!とおもった一日なのであった。
by darjeeling_days
| 2016-01-07 20:01
| Eating:和
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