七草粥

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今日は七草。
七草には七草粥を食べなければいけない。

まあ、いけなくはないのだけれど、
昔からの日本の風習として
理にかなったものであるのだから
この伝統はぜひとも継承され
残って欲しいなと思うのである。

せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ
すずな すずしろ これが春の七草


小学校の頃に訳も分からず暗記させられたっけ。
そういうのはちゃんと覚えているものだ。

日本古来のというけれど、
七草の風習は江戸時代に定着したらしいので
まだ300~400年程度なのか。

元来七草は1月7日の「人日(じんじつ)」の日に行われる
「人日の節句」の行事で、五節句のひとつ。

人日とは、中国の前漢の時代の占いに故事を得る風物で
元日の鶏から始まり、狗(犬)、猪、羊、牛、馬と来て、
7日は人の日となるわけだ。

人日の日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という
7種類の若菜を入れた羹を食べ、
無病息災を願うようになったのが
日本に伝わり、
日本特有の風物になったといわれている。

冬の少し疲れたからだや
正月の不摂生を調整するための
食事としてはまさに最適なのだ。

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ところが、この七草粥
自宅以外で食べられるところを探すのは難しい。

もともと七草粥は
官吏昇進が公表される1月7日の朝に
羹を食べ、立身出世を願ったのが始まりといわれるが、
朝から粥を食べられる店など、皆無に等しい。

吉野家とか早朝から店を開いているお店で
こういうのを取り扱ってくれれば、
絶対に1月7日だけは押しかけるのだけれど。

というわけで朝粥はあきらめて
ランチで探すも、ほとんど見つからず。
唯一見つかったのがスープストック。

というわけで、行ってきました
日本橋のスープストック。

鯛だしベースのちゃんとした七草粥が
ここでは食べられたのだ。
とりあえず、これでノルマクリア!
侮りがたし、スープストックなのであった。

後で聞いたところ、セブンイレブンでも
七草粥を出していたとか。
なるほどなかなかやるなセブンイレブン。

ともかく、やっぱりちゃんとした七草粥が食べたいなあ。
いつか、京都の瓢亭で七草粥が食べたい!とおもった一日なのであった。
by darjeeling_days | 2016-01-07 20:01 | Eating:和 | Comments(0)

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