TOEIC、物差しが変わることの問題点

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息子を大学近くまで送った際のランチピザ

昨日、息子がTOEICの試験を受験するというので、八王子の奥地の大学まで車で送って行った。

八王子所在の人は、そこで受検ということなのだが、我が家からその大学まで、同じしないといえども、電車、バスを乗り継いで1時以上かかる。これだったら、都内のどこかの大学で受講したほうが、よほど時間の節約になるわけで、運営者はもう少し大学を選べるようにするとか工夫をすべきではないか。

そういえば、TOEICの試験は最近若干変更になったのだと聞いた。

TOEICとは、英語能力を正確に把握したり、目標とするスコアを設定したりすることが可能tなる点数評価の試験でリスニングに力点のおかれたコミュニケーション能力を総合的に評価するテストだ。TOEIC L&Rは、世界約150カ国で実施されているのでグローバルスタンダードだというが、どちらかというとTOFELの方が評価としては良い気がする。しかし、日本では一般企業の採用などにこのTOEICの点数が利用されるなど、英語能力判定に利用されているのも事実。

スコアは、常に評価基準を一定に保つために統計処理が行われ、能力に変化がない限りスコアも一定に保たれている点が大きな特長だと説明されているのだが、今年5月にその出題傾向が変わったわけだ。

実態に即した会話問題を多く出題するということらしいのだが、どうやら実質的には点数がですぎているので
すこし全体的なボドムダウンを行うことが目的らしいと聞いた。こういう就職の際の基準となるような物差しを
どの程度ボトムダウンしたのかがわからないまま利用しなければいけない企業側としては、TOEICの点数をどう評価したらいいのか難しいところだ。

去年採用した880点の学生と今年採用しようと考えている880点の学生なら、確実に今年採用する学生の880点の方が英語能力が高いと評価できるのだろうが、では、5月以前の880点は、5月以降の何点に相当するのだろうか?

これは企業側だけではなく学生側にもいえることだ。去年と同じ物差しで企業側が図る可能性もあるわけだからより高い点数を取ることが望ましいということになる。まあ、物差しが変わらなくても高い点数を取るに越したことはないのだが、物差しが変わったことによって去年なら880点以上取れたのに今年は850点だったということになると、企業に入った後の各種の評価にも影響が出る可能性もある。

途中で物差しが変わることの問題点は、案外、あちこちで大きな問題になることは、いろんな立場の人間が十分理解しないといけないのだろう。

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by darjeeling_days | 2016-10-24 12:50 | life | Comments(0)

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