今治タオルへ

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かき氷のあとは、今治といえばタオル!ということで、
今治タオルの本店(タオル業者の組合SHOP)に足を伸ばした。

近隣にはタオル美術館という観光施設もあるらしいが
タオルをみるにはここで十分。

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ホテルで使うような真っ白なタオルが
ふかふかでいい感じだったのだが
これは!と思うものはやはり値段が張る。
いいなと思ったバスタオルは5000円以上する。

なので、普段使いのハンドタオルや
小さなハンカチタオルをいくつか購入。
お土産もここで購入した。
伊織にあるものとおなじものもあったので
どっちで買っても同じかもしれない。

しかし、いちどこのフカフカの感触を知ってしまうと
安いタオルが使えなくなるという
状況に陥る危険性があることは
あらかじめ認識しておかなければならない(笑)

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【今治タオルとは】
日本にタオルが入ってきたのは明治5年。
大阪税関の諸輸入品目の中に
「浴巾手拭2打、7円60銭」と記録が残っているのが
公式に示すものとしては最初らしい。
英国から輸入された綿タオルは
その暖かさと柔らかい肌ざわりのためか
首巻にも使用されていという。

明治13年(1880年)頃、
大阪の井上コマが緯糸と一緒に細い竹篠を打込み、
織り上がった後竹篠を引き抜いて
パイルを織り出すという手法を
考案し手織り機でタオルを作ったのだという。

また、明治20年(1887年)に里井圓治郎が
テリーモーションによる機械で
製織方法を完成させ、
日本のタオル界に画期的な変革をもたらしたのが
日本におけるタオル前史だったようだ。

明治27年に阿部平助氏が綿ネル機械を改造して、
今治でタオルの製造を開始した。
これが今治タオルの出発らしい。

その後明治43年に麓常三郎氏により
タオルを同時に二列織る機械が考案され
大正元年には中村忠左衛門氏により
大衆向けのタオルが開発された。

大正13年頃には愛媛県工業講習所の
技師であった菅原氏の指導により
高級なジャカード織りの
今治タオルが生産されるようになった。

現在では、質量共に日本一を誇り、
タオルといえば今治という一台ブランドが形成された。

しかし、タオル生産は
安価な中国産などが主流になっており、
今治市を含めた国内のタオル産地は
苦境に立たされている。

そのため、今治では、
高価で高品質な製品の生産に方向転換しつつある。

なお、海外に注目を浴びたことを受け
2006年に経済産業省のJAPANブランド育成支援事業に指定され、
佐藤可士和にブランディングプロジェクトのディレクション任せるなど
今治タオルとしてブランドを確立する取り組みが行われている。

今治タオル

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by darjeeling_days | 2018-08-05 12:00 | travel | Comments(0)

美味しいものを食べて、旅して、写真を撮って、本を読む。そんな日常の極上の楽しみを切り出した、至極個人的なブログです。https://www.tearecipe.net/


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