金毘羅さんの参道を歩く
2018年 08月 05日
金蔵寺から琴平までは、車で30分弱。
道もいい感じに空いていたので
あっという間に到着だ。
観光客目当ての駐車場が沢山あるが
日影ができる駐車場に車を止めたら
管理人のおじさんがとっても良い人だった。
1日500円。リーズナブルだ。
そこからぶらぶら参道を散策する。
急な階段で有名な金毘羅宮だが
階段に行き着くまでに結構な店が並ぶ。
こういう門前町というか参道というか
観光気分を盛り上げてくれる場所は大好きだ。
炎天下の真夏の午後なので、
めちゃくちゃ暑くためか
それほど人は大きなくて歩きやすい。
この参道には、昔ながらの酒屋とか旅館とか
名物灸まんの店などがいい感じに並んでいて
フォトジェニックなのが嬉しい。
うどんやもあるが、うどん食べてきちゃったので
ここでは素通りだ。
でも、中野うどん学校というのは面白い。
手打ちうどん体験ができるらしいのだ。
時間があったら讃岐うどんの打ち方
習ってみたかった。
そして琴平名物「灸まん」
お灸の形をしたお菓子で
皮の中に白あんが包まれている。
東京名物「ひよこ」のお灸バージョンといえばわかりやすいか?
このこんぴら堂(灸まん本舗石段や)というのが
一番有名な店らしい。
その昔、旅籠を営んでいた時代に
お灸のサービスが好評だったことから、
商売変えに際してお灸の形をした
お饅頭を売り出したという。
上質の黄身餡を使った上品な甘さが
こんぴら参りの疲れを癒してくれると
いまも人気の商品だという。
そういえば、金毘羅さんのマークは
丸金マークだ。
丸金マークといえば高校時代に出していた
ミニコミMorgen Roteの執筆者
まるきんさんを思い出す。(笑)
この参道で一番目につくのがとらや旅館の建物だ。
石段登り口のすぐ手前にあるこの建物は、
江戸時代から創業三百数十年という老舗旅館だった。
かつては昭和天皇や皇室御用達の宿だったともいう。
なかなか荘厳な町屋風の建物で、
2階高欄の彫刻は手が込んでおり、
いかにも歴史と風格を感じさせる佇まい。
今は蕎麦とうどんの店になっていいる。
さて、ここから階段を登ることにになる。
両脇に土産物屋が続くので、
それほど苦はならない。
部分的には覆いもあるので
直射日光を避けてくれる。
このあたりまでは快調に登れるのであった。
のんびりぶらぶら散策気分で
店を冷やかしながら登る。
石段を一つ二つと数え百段目になるころ、
「一之坂鳥居」に至り、
そこから一ノ坂と呼ばれる急な石段が
大門まで続く。
一ノ坂の途中、左側に、
重要有形民俗文化財「灯明堂」がある。
安政5年(1853)、
備後国因之島浦々講中の寄進により、
船の下梁を利用して建てられたものだ。
切妻造・瓦葺で、
中には多数の釣燈籠が吊り下げられている。
で、
暑さと膝がだめだめでもう一息というところで
ここでリタイアメント。
まあ、今回は参道をぶらぶらするのが目的だったので
ここで折り返すというのもやむを得ない。
もう少し頑張れば、お参りもできたのだけれどねえ。
ちょっと情けなかった(^^;)
もう一息頑張って参詣路(785段)の半分の
大門(365段)まではいけばよかったかなあ。
来た道を右足をかばいながらぶらぶらと降りると
同じように途中で引き返す初老の夫婦がいた。
僕らだけではなかったねと
そんなところで安心したりする。
まあ、金毘羅宮は二度目で、一度目はちゃんと参詣しているし
なんなら虎ノ門の金毘羅さんにお参りに行くので
許してもらうことにする(^^;)
帰路は暑さ対策で喉を潤そうと
飲み物の飲める店に自動的に目が行く始末(笑)。
途中、自家製シロップのかき氷やというのがあって
思わず見とれてしまったのだが、
氷がちょっと粗そうだったので断念。
店先にあるかき氷機は、単なる飾りだった・・・。
昔風のかき氷機で氷をかいてくれてたら
絶対に入ったんだけれどなあ。
階段を下り切る手前に
かふぇひとやすみ という店があって
はいってみようかと思ったのだが、
ここは全国展開している
豆吉本舗がやっているカフェだと思い出してパス。
階段を降り切った左手にあったAKABOSHI珈琲に
暑さがたまらず入ることにした。
ちょっと周りの雰囲気とは異なる
アメリカンテイストなカフェで
今流行りのカウンターで注文し
それをもって席に座るイートイン方式。
壁なんかもベニヤ合板で覆われているような
手造り感満載なカフェなのであった。
ここではカップに入ったフラッペと
水出しアイスコーヒーを注文。
アカボシ珈琲
噴き出していた汗も
この店でのんびりしている間に
いい具合にひいていった。
最後に、平地の参道部分にある店で
ソフトクリーム。
おいり(色のついたおかきのような物)という
この地方の名物を乗せたソフトクリームが
あちこちで売られていて、
見た目は良い感じだった。
でも、ソフトクリームにおいりは
正直いって邪魔(笑)。
なくてもいい感じだった
ということで、
本当に参道をぶらぶらしただけの金毘羅宮だったが
それはそれで物見遊参っぽくてよいのではないか。
by darjeeling_days
| 2018-08-05 15:30
| travel
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