金毘羅さんの参道を歩く

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金蔵寺から琴平までは、車で30分弱。
道もいい感じに空いていたので
あっという間に到着だ。

観光客目当ての駐車場が沢山あるが
日影ができる駐車場に車を止めたら
管理人のおじさんがとっても良い人だった。
1日500円。リーズナブルだ。

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そこからぶらぶら参道を散策する。
急な階段で有名な金毘羅宮だが
階段に行き着くまでに結構な店が並ぶ。
こういう門前町というか参道というか
観光気分を盛り上げてくれる場所は大好きだ。

炎天下の真夏の午後なので、
めちゃくちゃ暑くためか
それほど人は大きなくて歩きやすい。

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この参道には、昔ながらの酒屋とか旅館とか
名物灸まんの店などがいい感じに並んでいて
フォトジェニックなのが嬉しい。

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うどんやもあるが、うどん食べてきちゃったので
ここでは素通りだ。
でも、中野うどん学校というのは面白い。
手打ちうどん体験ができるらしいのだ。
時間があったら讃岐うどんの打ち方
習ってみたかった。

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そして琴平名物「灸まん」
お灸の形をしたお菓子で
皮の中に白あんが包まれている。
東京名物「ひよこ」のお灸バージョンといえばわかりやすいか?
このこんぴら堂(灸まん本舗石段や)というのが
一番有名な店らしい。

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その昔、旅籠を営んでいた時代に
お灸のサービスが好評だったことから、
商売変えに際してお灸の形をした
お饅頭を売り出したという。

上質の黄身餡を使った上品な甘さが
こんぴら参りの疲れを癒してくれると
いまも人気の商品だという。

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そういえば、金毘羅さんのマークは
丸金マークだ。
丸金マークといえば高校時代に出していた
ミニコミMorgen Roteの執筆者
まるきんさんを思い出す。(笑)

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この参道で一番目につくのがとらや旅館の建物だ。
石段登り口のすぐ手前にあるこの建物は、
江戸時代から創業三百数十年という老舗旅館だった。

かつては昭和天皇や皇室御用達の宿だったともいう。
なかなか荘厳な町屋風の建物で、
2階高欄の彫刻は手が込んでおり、
いかにも歴史と風格を感じさせる佇まい。

今は蕎麦とうどんの店になっていいる。

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さて、ここから階段を登ることにになる。
両脇に土産物屋が続くので、
それほど苦はならない。

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部分的には覆いもあるので
直射日光を避けてくれる。
このあたりまでは快調に登れるのであった。

のんびりぶらぶら散策気分で
店を冷やかしながら登る。

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石段を一つ二つと数え百段目になるころ、
「一之坂鳥居」に至り、
そこから一ノ坂と呼ばれる急な石段が
大門まで続く。

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一ノ坂の途中、左側に、
重要有形民俗文化財「灯明堂」がある。
安政5年(1853)、
備後国因之島浦々講中の寄進により、
船の下梁を利用して建てられたものだ。
切妻造・瓦葺で、
中には多数の釣燈籠が吊り下げられている。

で、
暑さと膝がだめだめでもう一息というところで
ここでリタイアメント。

まあ、今回は参道をぶらぶらするのが目的だったので
ここで折り返すというのもやむを得ない。
もう少し頑張れば、お参りもできたのだけれどねえ。
ちょっと情けなかった(^^;)

もう一息頑張って参詣路(785段)の半分の
大門(365段)まではいけばよかったかなあ。

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来た道を右足をかばいながらぶらぶらと降りると
同じように途中で引き返す初老の夫婦がいた。
僕らだけではなかったねと
そんなところで安心したりする。
まあ、金毘羅宮は二度目で、一度目はちゃんと参詣しているし
なんなら虎ノ門の金毘羅さんにお参りに行くので
許してもらうことにする(^^;)

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帰路は暑さ対策で喉を潤そうと
飲み物の飲める店に自動的に目が行く始末(笑)。

途中、自家製シロップのかき氷やというのがあって
思わず見とれてしまったのだが、
氷がちょっと粗そうだったので断念。

店先にあるかき氷機は、単なる飾りだった・・・。
昔風のかき氷機で氷をかいてくれてたら
絶対に入ったんだけれどなあ。

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階段を下り切る手前に
かふぇひとやすみ という店があって
はいってみようかと思ったのだが、
ここは全国展開している
豆吉本舗がやっているカフェだと思い出してパス。 

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階段を降り切った左手にあったAKABOSHI珈琲に
暑さがたまらず入ることにした。

ちょっと周りの雰囲気とは異なる
アメリカンテイストなカフェで
今流行りのカウンターで注文し
それをもって席に座るイートイン方式。

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壁なんかもベニヤ合板で覆われているような
手造り感満載なカフェなのであった。

ここではカップに入ったフラッペと
水出しアイスコーヒーを注文。

アカボシ珈琲


噴き出していた汗も
この店でのんびりしている間に
いい具合にひいていった。


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最後に、平地の参道部分にある店で
ソフトクリーム。
おいり(色のついたおかきのような物)という
この地方の名物を乗せたソフトクリームが
あちこちで売られていて、
見た目は良い感じだった。
でも、ソフトクリームにおいりは
正直いって邪魔(笑)。
なくてもいい感じだった

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ということで、
本当に参道をぶらぶらしただけの金毘羅宮だったが
それはそれで物見遊参っぽくてよいのではないか。

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by darjeeling_days | 2018-08-05 15:30 | travel | Comments(0)

美味しいものを食べて、旅して、写真を撮って、本を読む。そんな日常の極上の楽しみを切り出した、至極個人的なブログです。https://www.tearecipe.net/


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