尾山神社
2018年 11月 30日
加賀百万石の礎を築いた前田利家の神霊を祭る神社として有名な尾山神社。
建立は、慶長4年(1599)閏3月3日前だ利家逝去の後
前田利家を直接祀ることがかなわず
外様であった前田家が徳川家を配慮して
物部八幡宮(利家が越中国の守山城主だった頃守護神として祀った)と榊葉神明宮を遷座する名目で、
卯辰山麓に卯辰八幡宮社殿を建立したのが始まりだという。
そこに利家公の神霊を合祀して加賀藩をあげて祀ったという。
明治期になり、正式に加賀藩祖前田利家公と正室お松の方を祀ることとなり
明治6年旧金谷御殿の跡地である現在の社地に尾山神社と称して社殿を新築した。
境内には、明治8年に建築された神門が建つ。
これは和漢洋の三洋式を混用した異色の門として全国に知られ、
兼六園と共に金沢市のシンボルになっている。
神門の第一層には戸室石(角閃安山岩)を用いてあり、
第三層は四面五彩のギヤマン張りで、
もとは御神灯が点灯され、
その放つ光は金沢の街を照らし、
また遠く日本海を航行する船の目標たらしめたらしい。
第三層目に設置された避雷針は、日本最古のものといわれている。
尾山神社
住所:石川県金沢市尾山町11-1
電話:076-231-7210
by darjeeling_days
| 2018-11-30 17:00
| shrine:神社・稲荷神社
|
Comments(0)