ふきや旅館へ

ふきや旅館へ_d0227799_14331253.jpg

湯河原に行ったなら泊まりたい旅館がいくつかある。
奥湯河原の海石榴、結唯YUI、石葉、山水楼、
そして今回泊まったふきや旅館だ。

どこにするか散々迷った挙句、湯河原駅から遠くなくて
風呂と料理のうまい宿だ。

36年前、山水楼には泊まった。
高級な料亭旅館で、
それまでこんな高級旅館は泊まったことがなかった。
でも、今回は選択肢からは外れた。
サイトで確認したところ、当時の面影は失せ、
もっと良いセレクトがあった。

P3210045

石葉はとてもいいけれど、
料理人が変わってから
料理が落ちたかも?!との口コミだ。

YUIはややモダンすぎるきらいがあった。
落ち着ける宿なんだろう。
何時かは泊まってみたいが、今回の選択肢からは外れた。

P3210046

そして、第一候補は海石榴。
風呂も料理も絶賛する人が多い。
ただ、残念ながら空室がなかった。
翌日は空いていたので二泊する??っという
選択肢もあったのかもしれない。
でも、宿替えは面倒で、のんびり過ごしたかった。

自ずと料理が美味しくて風呂も良いということで
ふきや旅館に絞られたのだった。

P3210048

湯河原駅からタクシーで約6〜7分。
最後に360度の急カーブと急坂の先に
ふきや旅館のファサードがあった。

P3220205

暖簾の先に大きな雛人形が。
3月3日を随分過ぎたけれど
立派過ぎて違和感は無し。
(後で聞いたら若女将の実家から贈られたものだとか)

P3210059

入り口はすでに3階
僕らの部屋はその一階上の4階だった。
部屋のレイアウトはそれぞれ違うらしいが、
407号室(A type)は和室10帖+広縁8帖+和室8帖+踏込5帖。

P3210039

手前の和室のテーブルで宿帳に記入し、
仲居さんが淹れてくれたお茶を飲む。
お菓子は温泉らしく、
中に大きな栗の入った温泉饅頭だった。

P3210033

部屋の玄関から和室に入らずに
突当りが風呂とトイレ
左側に洗面所がある。
洗面所は陶器の洗面台が2つ並んでいた。

P3210035

部屋ブロはヒノキぶりで、
源泉掛け流し。
源泉が熱いのですでに午前中から
湯が半分貼られているという
さすがのサービスだ。

P3210036

源泉をそのままかけ流しという場合、
大抵はどこかでいったん冷ますのが基本。
でも、ここは本当に源泉そのまま。
場合にっては湯もみが必要か?という感じだ。
そういうのはなんかとってもいい感じ。
お湯と水のバルブをひねると
無条件で適温の湯が出てくる便利さも嫌いじゃないが
折角の温泉、こういうのが嬉しいじゃないか。

P3210029

生憎の天気なので、窓に面した眺めの良い畳の部屋は
風景を愛でるのには使えなかったけれど
ただ静かに湯上りに本を読むには打って付だった。

家人が体調を崩し(単なる風邪だったが)、
少し寝込んだので
その間、僕はぼんやりとお茶を飲んだり
持参した本を読んだりしていた。

P3210057

部屋のあちこちにこだわりが見られるのは
こういう和風旅館の設えを満喫するための
愉しみの一つだ。
襖の取っ手は陶器製。

P3210060

館内のあちこちに古い家具がしつられてあり
上品な陶器もセットされている。
花もあちこちに行けられていて、
和める雰囲気が演出されていた。

なかなかいい感じに安らげる宿だった。

ふきや旅館
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上398
電話:0465-62-1000


dd_fotterjpg

by darjeeling_days | 2019-03-21 14:05 | Hotel:旅館 | Comments(0)

美味しいものを食べて、旅して、写真を撮って、本を読む。そんな日常の極上の楽しみを切り出した、至極個人的なブログです。https://www.tearecipe.net/


by darjeeling_days
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31