みすゞ飴本舗(飯島商店)の三宝柑福居袋
2021年 11月 26日
みすゞ飴本舗のジャムのことは、この前ここにも書いたのだけれど、そのみすゞ飴本舗が期限限定で発売している三宝柑のジェリーが発売になるというメルマガを読んで、ついつい2個注文してしまったのだった。
これは夏に買った老松の夏柑糖や寿菓舗の甘夏のしずくのように、柑橘の中身が繰りぬかれ、果実の代わりにゼリーが入っているという水菓子だ。柑橘系は基本寒い時期の果物なのだが、涼をとる夏ならではのゼリーとして夏ミカンが用いられ作られることが多いお菓子なのだけれど、いすゞ飴本舗は、旬の三宝柑を使って作っている。
三宝柑(サンポウカン)は江戸時代に和歌山城内にあったものが原木とされる柑橘で、江戸当時は、城外不出の果実として、三方(神饌(しんんせん)を載せるための台で、折敷(おしき)と穴があいた台(胴)とで成り立っている。)に乗せて殿様へ献上されていたため、サンポウカンまたはサンボウカンと名付けられたらしい。枝つきの部分がデコポンと同じように膨らんでいて、果肉はさわやかな甘さを持っているけれど、皮が厚い分、果肉が少なく種が非常に多い。そのため、一般的な果物として出回ることは少なく、季節を伝える食材として料亭などの料理にも使われたり、まさにこのゼリーのように加工してつかわれてきたのだとか。
みすゞ飴本舗のこの”三宝柑福居袋”は、和歌山県田辺市で作られた三宝柑を実をくり抜き、新鮮な果汁を砂糖、寒天、ゼラチンでゼリーに仕上げ、そのまま香り高い皮の容器にとじこめてある。包まれている背をファンをはがすと、ふんわりと柑橘の香りが漂い、一口食べると酸味と甘みの柑橘系独特の絶妙なおいしさが口の中一杯に広がるのだ。一個丸ごとだと多いよなと思い、まずは家人と半分こしたのだが、ぺろりと食べてしまった。価格も老松の夏柑糖や寿菓舗の甘夏のしずくと比べるとかなりリーズナブルなので、冬限定のこのゼリー、我が家の冬の定番になりそうな勢いなのである。
いすゞ飴本舗
by darjeeling_days
| 2021-11-26 15:20
| Sweets:和菓子
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