上野大仏
2018年 07月 25日
縄文展のあと、
上野公園の中をぶらぶらと
不忍の池方面に歩いていると、
”上野大仏”という表示に出くわした。
上野には東照宮などがあるのは知っていたけれど、
大仏があるのか?
もともとは寛永八年(1631)に
越後村上藩主堀直寄が戦死者慰霊のため
この地に高さ6mの漆喰の釈迦如来坐像(仏像)を
立てたのだという。
その後、度々罹災(りさい)しては復興されてきたが、
関東大震災で大仏の首が落ち、
その後の第二次大戦時に
銅製の胴体が徴用され、
お顔のみが残されたものが今に残っているのだという。
大仏殿があった跡地には
パゴダ(仏塔)が建立され、
本尊として旧薬師堂本尊の薬師三尊像が祀られている。
なので、これを大仏パゴダとよぶのだとか。
頭が落ち、顔だけ残っているので
「これ以上落ちない」と受験生の験担ぎの
パワースポットになってるんだそうだ。
たくさんの絵馬がかかっていて、
「合格祈願」の願い事が
あれこれと書かれていた。
by darjeeling_days
| 2018-07-25 16:10
| temple:寺院
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