石葉の明日葉茶

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奥湯河原の旅館、”石葉”のウエルカムドリンクで出された明日葉茶。なんだか焙煎の仕方がとても良くて、まるでカルメヤキのような甘さと香りがすっかり気に入って、お土産で買って帰ってきた。

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伊豆大島産の明日葉を使ったお茶らしいのだけれど、完全に石葉仕様になっていて、どのメーカーで作られているのかは残念ながらわからなかった。

東京都島しょ振興公社

明日葉って、セリ科シシウド属の植物で、別名八丈草(ハチジョウソウ)といわれるように、八丈島の明日葉が有名らしい。植物としての分布は、日本原産で、関東地方以西の南部、房総半島から紀伊半島南部と伊豆諸島の太平洋岸に自生するという。基本、葉と茎を食べるのだというが、特に若葉が美味しいらしい。その若い葉や茎、蕾は、伊豆大島で歯、椿油で天ぷらにするのが名物なのだとか。八丈島では、不老不死の媚薬としても珍重されたとかされなかったとか(笑)。何でも、便秘防止や利尿・高血圧予防・強壮作用があるとされ、緑黄色野菜としてミネラルやビタミンも豊富に含まれるという。特に、塩分を体外に排出する作用があるカリウムと、がん予防に役立つと考えられているβ-カロテンが多く含まれているために、不老長寿の薬として用いられるのかもしれない。

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その明日葉の茎を切って焙煎して、茶にしたのが、この明日葉茶なわけだ。石葉で売られている明日葉茶は、見事に茎の形が残っているのが面白い。丁寧な焙煎で香りをだしたなかなか上等なお茶だといえるだろう。この甘さは、焙煎のなせる業なんだろうか。明日葉そのままの味わいや、明日葉の葉を使った茶を飲んだことがないので、茎の部分を焙煎しただけでこんな味わいになるのかどうかというのはよく分らない。他の明日葉茶も今度飲んてみようかと思ったりした。

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飲み方としては、煮沸したお湯の中に適量入れて、飴色になったら火を止めてお飲む方法とか、茶さじ一杯の量を急須に入れ、熱湯を注ぎむらすとかのやり方がおすすめらしい。蓋椀にこの明日葉茶を入れ湯を注ぐと、すぐに色が付き始めるのが面白い。香りがいい感じに出てきたときが飲み頃という感じだった。これおいしいので、無くなったらどこで買えばいいんだろう?こんどじっくりとリサーチしてみよう。


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by darjeeling_days | 2022-01-18 18:00 | tea:茶 | Comments(0)

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