1965年創業の老舗天ぷら屋「天重本店」

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朝からしとしと雨。雨らしい雨は久しぶりだな。

今朝は電車の中でずっと『暗闇にノーサイド』を読んでいたら、危なく九段下で降りそこないそうになってしまった。僕がちょうど会社に入社した時に発行された矢作俊彦と司城志朗共著の長編小説だ。読み潰して今の本はもう5冊目(上下巻なので10冊か)。100回以上は読んでいる。おそらく人生で一番読んだ小説で、何度読んでも飽きないのだ。絶対に映画にしたらすごい作品になるのになあ。でも、お金かかりすぎてできないか。それに、超魅力的な主人公たちを演じることができる俳優もいないのだろう。

矢作俊彦と司城志朗共著の長編小説シリーズはほかにもいくつかあるが、『暗闇にノーサイド』、『ブロードウェイの戦車』、『海から来たサムライ』の三部作は痛快に素敵だ。そして、なによりもこの『暗闇にノーサイド』は最初にして最高の作品なのである。
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で、その続きを読みたくて、ランチは近場へ突入することにした。雨も降ってたしね。

丁度オフィスの真向かいにある天ぷらの老舗”天重本店”。なんとも安直な名前だと思っていたら、”てんじゅう”ではなく”てんしげ”と読むらしい。”てん”は音読みで”しげ”は訓読みだけどね(笑)。やっぱり気持ち悪い。で、ここは創業が1965年というから、あと3年で還暦を迎える天ぷら屋さんなのだ。確かに老舗に近づいている店といえるのかもしれない。ということは、僕も老舗の部類なんだなあ(笑)。にも拘わららず、半蔵門に来てからは、まるで現場で働く課長みたいな仕事ばかりだ。

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店内は右手が厨房とその前にカウンター、正面には昔風の蕎麦屋を思い起こされる作りでテーブル席が並んでいた。カウンターの上にはお品書きの短冊が貼られている。ここに貼られているのは夜のメニューで、ランチはテーブルに置かれたメニュー表に掲げられている。基本は天丼、天重、天ぷら定食、天丼とうどんのセット、かき揚げカレーなどなど。名物は”ヤバ玉天”。やばい玉のはいった天丼と安易に考えてしまうが、”ヤ”は野菜、”バ”はバラ揚げ、”玉”は半熟卵。バラ揚げとは、例えば”桜えびのバラ揚げ”というのがあって、わかりやすいのだが、つまりかき揚げのように形を整えず文字通り油の中でばらばらにして揚げるだけのもの。なるほど、結構ボリュームがありそうだが、ヘルシーではある。

食べログみると、みんなかき揚げカレー食べているので、こんど食べてみるかという気になる。かれーはスパイシーでやや辛目らしい。でも、スープカレーっぽくて、ご飯がしみ込んじゃうなあと思う。

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メニューを覗いてみると、天丼にも”天丼”、”かき揚げ天丼”があるが、ほかには、天丼ではなく、”いか丼”、”鳥丼”、”まぐろ丼”などもあるようだ。セットには、讃岐うどんに小天丼、小鳥丼、小東丼などがあり、変わり種はカレーかき揚げ丼だろうか。僕が頼んだのは、この裏面にある定番の天重。おしんこと赤出汁(なめこ汁)が付くのである。

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で、出てきたのがこれ。いやあ、なんともはや、盛大なボリューム。久しぶりに天丼食べたけれど、天ぷらの量がすごい盛なのである。キス、蝦、茄子、大葉に包まれた蝦、レンコン、そして巨大なかき揚げが乗っていた。割としっかりとした醤油の味わいのするタレがかかっていて、ご飯は固め。タレとご飯がマッチし、バランスがいい。天重としてのレベルは、町のてんぷらやとしては高めだと思う。

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が、如何せん、老体にこの天ぷらの量は多すぎた。もう、天ぷら食べられない体になってしまったんだろうか。オフィスにもどって胃の薬を飲んだのは言うまでもない。

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差出磯大嶽山神社
住所:東京都千代田区麹町2-7
電話:050-5269-8597
営業:11:30~14:30/17:00~22:30(土曜はランチのみ)
定休:日曜日、祝日<br>
https://tenshige-honten.com/

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by darjeeling_days | 2022-03-18 12:00 | Japanese food:和食 | Comments(0)

美味しいものを食べて、旅して、写真を撮って、本を読む。そんな日常の極上の楽しみを切り出した、至極個人的なブログです。https://www.tearecipe.net/


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