赤湯温泉 山形座 瀧波
2022年 09月 20日
さて、熊野大社から向かった今日の宿は、赤湯温泉の”山形座 瀧波”。新潟でダムの建築のために水の中に沈むはずだった築350年の上杉藩大庄屋の曲り家を移設した宿で、創業100年近い老舗の旅館だったのだが、東日本大震災の影響で経営難に陥り、結局旅館はつぶれてしまったのだという。前社長はその経営を弟に託し、その新社長は前社長の息子たち2人に自由にデザインや経営をまかせているという。
どこをとっても古と新が融合しているこの設えなどは、宿の経営をコンサルする雑誌『自遊人』の編集長岩佐十良氏のアドバイスを受けた結果らしい。岩佐氏といえば、越後湯沢の「里山十帖」が有名だけれど、あそこはちょっとどうなんだろうと首をかしげていたら、ここもそれと同じテイストだったという次第。
どこをとっても古と新が融合しているこの設えなどは、宿の経営をコンサルする雑誌『自遊人』の編集長岩佐十良氏のアドバイスを受けた結果らしい。岩佐氏といえば、越後湯沢の「里山十帖」が有名だけれど、あそこはちょっとどうなんだろうと首をかしげていたら、ここもそれと同じテイストだったという次第。
しかし、その「どうなのよ」という危惧は、まったくの危惧に終わったのだった。やはりこれは器のすばらしさのなせるわざなのだろうか。この曲がりやといい、客室になっている蔵といい、古きよきものを、今風に生き返らせて居心地の良い空間に仕上がっているというのが、やはり点数を稼いでいるゆえんなのではないか。
「ホテル瀧波」の看板は以前からのものをそのまま残してあるという。
本館への入り口の手前には、飲める温泉があり、ここの湯は美人の湯だということで、飲んでも入っても体に良いらしい。ちょっと硫黄の香りのする湯だった。
本館に入ると、土間と畳の広いロビー(ラウンジスペースでもある)があり、天井がとても高いので開放感が半端なかった。食後にはこの席でまったりすることもでき、良い空間だ。
そして土間部分にもテーブルと椅子がしつらえられている。その一角には薪ストーブもあるから、単なるロビーというだけではなく、宿泊中のなごみ場所として、機能する空間なのだろう。
さらに、土間のテーブルの上には、この宿の建物の建築模型が置かれていて、全体像を知ることができるのも面白い試みだと思った。母屋の周りには蔵が複合的に接続されているので、中にいるとあまりその構造全体がイメージしにくいのだけれど、この模型のおかげで、ああ、なるほど、ここがそこに当たるのかと理解することができた。
この土間でチェックイン手続きをする。ウエルカムドリンクとウエルカムフルーツが出される。ずんだシェイクと葡萄と、なぜか玉こんにゃくだった 笑。この季節山形はブドウがあちこちで出されるらしいが、確かに熟していてとても甘い葡萄だった。
チェックイン手続きが終わると、部屋に行く前に簡単に館内をスタッフが案内してくれる。先ほどの建築模型のように複雑に組み合わさった建物のせいで、なんとなく迷いそうな気がしたのだけれど、きちんとこの先には何があるのかということが、デザイン的な文字によってしめされているので、とても分かりやすかった。
壁の両側には、この先には、レストランと大浴場、そして2種類の客室があることが示されている。
壁の両側には、この先には、レストランと大浴場、そして2種類の客室があることが示されている。
おしてレストランと書かれたところへ進むと、このカウンターとその中に厨房がある、まさにライブキッチン的なレストランスペースが目に飛び込んできた。この宿の一番の楽しみになった食事は、このライブキッチンで繰り広げられることになる。
レストランスペースから引き返してくると右手に小さな部屋があり、そこに浴衣や館内着(作務衣・Tシャツ)が置かれていて、自由に部屋にもっていくことができる。サイズも5種類ぐらいあるので、ちょっと迷うのだが、温泉に浸かって汗かいたからと、新しいTシャツを取りに行くことができるのは、とても便利だった。館内は浴衣でも作務衣でも行き来が可能だった。
その手前を右に入っていった先には男女分かれた大浴場があった。
さらに、先ほどの土間のすぐ横には、ドリンクコーナーがしつらえられていて、日本酒、ビール、各種ジュース、2種類のコーヒーなどが置かれていた。土間や畳のロビースペースでくつろいで飲んでも良いし、部屋に持ち帰ることも可能だ。ここにこかれているジュース類には、モモ、葡萄、柿、トマトなどがあって、これは今日立ち寄った道の駅米沢にも売られている山形名物のジュースだった。
客室は全部で19あって、SAKURA、YAMAGATA、KURAと名付けられた3種類の建物タイプからなっている。僕らが今回泊まったのはKURA。昔の蔵を改造したつくりの部屋で、広さもまちまち。その中でも、3間続きの特別室「KURA01」(最大定員6名)が今日のへや。リビングスペースが2つにベットルームが2つもあった。さらに庭には大きな岩をくりぬいた露天風呂がしつらえられていて、そこまで行くのに結構歩くほど広い部屋だった。直前に決めたのでこの部屋しかあいていなかったのだけれど、2人で使うのはもったいない感じだった。
ここが一番玄関に近い居間。対面の4人席があって、お茶を飲むにはいい感じ。部屋を区切る欄間とか、部屋の奥の書斎飾りなどは、昔の面影を残す感じで、とても落ち着ける。
3間続きの部屋の横には、外の庭に沿って廊下が伸びている。突き当りがもう一つのベッドルーム。
こちらは3間続きの一番奥の部屋にあるベッドルーム。どちらのベッドルームを使うか迷ったが、結局こっちで寝ることにした。
奥の部屋のベッドルームは若干狭いのだ。ちょっと閉塞感があるから、やはり広い方で寝るのが良いと思った。
2つ目のちょっと狭いベッドルームの先には、ドリンクコーナー。ビールとか飲み物各種が冷蔵庫に入っていて、飲み放題だった。金庫もここにしつらえられている。
そこを右に曲がると、廊下の途中に書斎スペースが設けられていて、山形のガイドブックやらちょこっとした読み物が置かれていて、PCもってきていれば、ここで作業もできるけれど、だだっ広い部屋なので、わざわざこの狭いスペースで作業することもないかと思ってしまった。
さらにその先にはトイレと洗面所がある。アメニティーは、オーガニック系の者が用意されている。タオルドライヤーなどもあって、設備はなかなかいい感じだ。
その奥がバスルーム。洗面所からバスルームに入ったところにシャワーがあり内風呂はない。その先のガラス戸を開けると、まるで古墳の石棺のような(笑)、大きな露天風呂があった。お風呂のことはまたとで。
こんなに大きな部屋である必要はない。もっとこじんまりとした部屋でいいのだけれど、風呂だけはここの風呂がいいかもしれない。
こんなに大きな部屋である必要はない。もっとこじんまりとした部屋でいいのだけれど、風呂だけはここの風呂がいいかもしれない。
山形座 瀧波 山形・赤湯温泉
住所:山形県南陽市赤湯3005
電話:0238-43-6111
http://takinami.co.jp/
住所:山形県南陽市赤湯3005
電話:0238-43-6111
http://takinami.co.jp/

by darjeeling_days
| 2022-09-20 15:30
| Hotel:旅館
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