妙心寺退蔵院
2022年 11月 26日
東寺から大宮通りを北上することとし、自転車で爆走。そろそろ西にある千本通り方面へ行かなくちゃと、何気なく大宮花屋町の交差点を西に入と、しばらく走ったところに島原大門があった。島原といえば、寛永18年の開設以来、公許の花街として発展してきた場所。昔は左右に格子造りの古い揚屋、置屋が整然と並んでいたという。その入り口に立っていたのが、一間幅、本瓦ぶき、切妻の高麗門である島原大門だったという。自転車で走っているとこういうところに突然出会うのが面白い。
島原住吉神社のところで千本通に出る。そこから北上。この辺りは青果市場。時間があったらぶらりとカメラを持って散策してみるのも面白い。JR丹波口のすぐ側だ。さらに二条の駅前を通り千本丸太町まで北上。二条を過ぎたあたりからなんとなく微妙に上っている気がする。千本丸太町を西に折れ直進。JRに沿って花園方面へ。御室川に流れこむ支流を越えて少し行ったところで右に入り、そこからすぐのところに妙心寺はあった。東寺から自転車で45分ぐらい。
島原住吉神社のところで千本通に出る。そこから北上。この辺りは青果市場。時間があったらぶらりとカメラを持って散策してみるのも面白い。JR丹波口のすぐ側だ。さらに二条の駅前を通り千本丸太町まで北上。二条を過ぎたあたりからなんとなく微妙に上っている気がする。千本丸太町を西に折れ直進。JRに沿って花園方面へ。御室川に流れこむ支流を越えて少し行ったところで右に入り、そこからすぐのところに妙心寺はあった。東寺から自転車で45分ぐらい。
もともと退蔵院のある妙心寺は、1337年に95代の花園法皇の勅願によって無相大師が創建した禅宗の寺だ。妙心寺は、小さな院の集まりで形成されているのだが、その中の退蔵院は、1404年(室町時代応永年間)に京洛に居を構えた波多野出雲守重通が妙心寺第3世をつとめる無因宗因禅師に帰依したことで、無因宗因禅師を開山として建立されたと伝えられる。
小さな院が集まる構造って、京都にはいろいろあるみたいだけれど、東京だとあまり見ないので、なんか面白いなといつも思うのだ。それぞれに特徴があって、時間があれば、見学できる塔頭寺院を全部回ってみたいなと思う。こういう時は京都に住んでいたらよかったのになあって思うのだ。
小さな院が集まる構造って、京都にはいろいろあるみたいだけれど、東京だとあまり見ないので、なんか面白いなといつも思うのだ。それぞれに特徴があって、時間があれば、見学できる塔頭寺院を全部回ってみたいなと思う。こういう時は京都に住んでいたらよかったのになあって思うのだ。
さて、退蔵院は、日本最古の水墨画「瓢鮎図」を有すことで有名な寺院なのだが、実は紅葉も美しい。多くの観光客が嵯峨野や嵐山に行ってしまうのだけれど、そこに引けを取らない美しい紅葉を楽しめる。まずは山門を入り院の入り口に向かう小道がモミジのトンネルになっている。にもかかわらず人が少ない、絶好の紅葉堪能ポイントだ。
時間があったなら、院の方丈内の各種装飾なども楽しみたかったところだが(一応、国宝「瓢鮎図」のレプリカ(本物は京都博物館にあるらしい)は見た。)、とりあえず紅葉と枯山水の光景を楽しむ。枯山水は狩野元信作と伝わる。
方丈のあちこちに、動物の絵が描かれているのは、素晴らしい。
方丈のあちこちに、動物の絵が描かれているのは、素晴らしい。
そこから、案内板にいざなわれ、にわの方面に歩いていく。途中、寺院の土壁沿いにモミジが美しい場所があった。こういう光景が楽しめるのは、さすが京都だ。ひとしきり動画と写真をとった。
さて、昭和の時代になり3年の月日を費やして完成した四季折々の景色が楽しめる池泉回遊式庭園「余香苑」へ。造園家の中根金作が作庭した昭和を代表する庭園だといわれている。確かに大刈込みの間から三段落ちの滝が流れ落ち、瓢箪池を中心とした、凛とした庭園の風情があった。
道沿いには水琴窟などもあり、いろいろと楽しめる庭園で、しかもイロハモミジやノムラモミジなどが色付いていた。紅葉時期の穴場として、ここは訪問すべき寺院だと確信したのだった。
道沿いには水琴窟などもあり、いろいろと楽しめる庭園で、しかもイロハモミジやノムラモミジなどが色付いていた。紅葉時期の穴場として、ここは訪問すべき寺院だと確信したのだった。
ちなみに、妙心寺は、境内の中心部分にある仏殿、法堂、唐門、玄関、寝堂、大方丈を指すらしく、それ以外の小さな建物の集合体のひとつづつは塔頭寺院とよばれ、妙心寺の塔頭は40数箇院に及ぶという。帰りにぐるりと一回りしてみたが、拝観を受け入れる塔頭もあれば、人を寄せ付けない、本来の禅寺の姿を残すものも多いという。ここはいつかのんびりと境内巡りをしてみたいものだ。
by darjeeling_days
| 2022-11-26 19:20
| temple:寺院
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