本田味噌と山利商店

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虎屋菓寮でまったりのんびりとお茶をした後、すぐ裏にある本田味噌本店に行ってみた。

本田味噌は、紫野今宮神社参道のあぶり餅の元祖、一和が使っている白味噌を製造している味噌屋さんだという。さっき高島屋によって買った石野味噌は、僕が食べたかざりやで使っている白味噌を作っている味噌屋さん。どうせなら両方の白味噌買って食べ比べてみようと思ったわけだ。

ところが、お店に行ったら「本日定休日」となっていた。聞くところによると、本来京都の店の定休日は日曜日が多いらしい。最近では観光客向けに日曜日を開く店が増えたというが、やはり日曜日は休業日という根強い風習がまだ残っているらしい。

本田味噌は、江戸時代創業で、西京白味噌の元祖といわれる老舗の味噌屋さん。東京ができた際に、京都は西の京なので、西京の味噌=西京味噌と命名したのが本田味噌なのだとか。個々の味噌が本店で買えないのは残念至極。

だったら、もう一つ食べ比べの味噌を買って帰ろうと思い、思い出したのが山利商店の白味噌だった。京都で白味噌を買うという場合いつも買うのが山利のもので、本店は五条にあるのだけれど錦市場の麩嘉でも購入することができる。そこで来た道(烏丸通り)を戻り、四条の3本北側の六角通りに入り、蛸薬師=錦に向かった。

錦市場は観光のメッカの一つ。なかなか自転車を止めるところがなさそうだったのだけれど、錦市場を練り歩くわけではないので、サクッと麩嘉の横に自転車を止めて、味噌だけ買うことにした。さすが日曜日の午後3時過ぎの錦市場は大混雑。麩嘉も人気店なので、レジには行列ができていたが、味噌だけ欲しいと店員さんにいったら、サクッと出してくれてお買い物終了。

山利の白味噌は要冷蔵なので、すぐに一旦ホテルに戻って冷蔵庫に入れておくことにした。今日あっち方面にいったのだから、山利商店の本店も覗いてくればよかったなあ。京都有名料亭や京菓子店御用達の白味噌の本店、興味あったのだけれど。しかも大喜書店からすぐだったのに。残念。

ところで、京都で白味噌といえば、もう一軒、創業170年の老舗で手間暇かかった伝統の手づくり製法が有名な「御幸町関東屋」(京都市中京区御幸町通夷川上る松本町582番地)も有名らしい。今度、京都白味噌食べ(飲み?)比べ、やってみたいものだ。

なお、本店に行って振られた本田味噌は、京都大丸の地下で売っているという情報を入手したので、夕食を食べに行く前によってみた。ついでに京都の人におすすめされた、最中にみそ汁が仕込まれている、懐中汁粉ならぬ、懐中みそ汁も買ってみた。これは結構楽しみなのである。

本田味噌本店
住所:京都市上京区室町通一条上ル小島町558
電話:075-441-1131
営業:10:00~18:00
定休:日曜
https://www.honda-miso.co.jp/

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by darjeeling_days | 2022-11-27 21:30 | foodstuff:料理具材 | Comments(0)

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