「ブレンド・カタオカ 深入り」
2023年 03月 18日
好みの本を見つけるときには、自分とテイストの似た店主が営む書店で探すのが一番便利だ。最近はあちこちに、個人が営む書店が立ち上がっていて、そんな書店に出かけるのも面白い。さらに、ネットで展開するほんのセレクトショップみたいなものも結構増えてきていて、そういう本屋は、のぞきに行くだけでも楽しいのだ。
そんな書店の中に「COTOGOTOBOOKS」というのがあって、たまたまTwitterでいろんな書店の書き込みを見ているときにたまたま見つけた。木村綾子という人が個人で展開するオンライン書店だった。中央大学の大学院(国文学専攻)を卒業し、雑誌の読者モデルからタレントも経験をしたり、小説を書いたりと、店主その人がいろいろ多彩なのに加え、この書店のおもしろいのは、本だけではなく、本の著者と一緒に企画したものを販売したりしているところ。
たまたま見つけたのが、片岡義男の『僕は珈琲』の発売に絡んで、「ブレンド・カタオカ 深入り」の販売ページだった。
もともと、片岡さんの影響を受け、コロンビアの深炒りを愛飲するようになった僕としては、「ブレンド・カタオカ」は大変興味深いものだった。
そんな書店の中に「COTOGOTOBOOKS」というのがあって、たまたまTwitterでいろんな書店の書き込みを見ているときにたまたま見つけた。木村綾子という人が個人で展開するオンライン書店だった。中央大学の大学院(国文学専攻)を卒業し、雑誌の読者モデルからタレントも経験をしたり、小説を書いたりと、店主その人がいろいろ多彩なのに加え、この書店のおもしろいのは、本だけではなく、本の著者と一緒に企画したものを販売したりしているところ。
たまたま見つけたのが、片岡義男の『僕は珈琲』の発売に絡んで、「ブレンド・カタオカ 深入り」の販売ページだった。
もともと、片岡さんの影響を受け、コロンビアの深炒りを愛飲するようになった僕としては、「ブレンド・カタオカ」は大変興味深いものだった。
「もしも片岡さんが自分勝手に、自分好みに珈琲豆を焙煎したなら、それはどんな味わいで、そこからどんな物語が立ち上がるのかーー。」という木村さんの興味のもと、片岡さんのエッセイ「一九五四年、代田五丁目、銭湯」に取り上げられた世田谷代田の「グラウベルコーヒー」に頼み込み、つくりあげたのだという。もちろん、そこには片岡さんの「グラウベルコーヒーの「ブレンド代田」は3種類の豆を調合してできているんです。それを4種類にしたらどうなるか、知りたいですね。癖の強い味であれば、なおいいですね」という興味をグラウベルコーヒーに託したという。
そうして食らうベルコーヒーの店主狩野さんと藤原さんが作り上げたのがこの「ブレンド・カタオカ」だというのである。珈琲好きの僕としては、興味がないわけがなく、早速取り寄せてみることにした。200gで2200円は、もちろんコーヒー豆としては高い。いかに片岡さんの撮影した写真カードがついているといっても、高い。でも、「ブレンド・カタオカ」なのだから仕方がない。
一番僕がうれしかったのは、このコーヒーが「深炒り」である点だ。僕のデフォルトのコーヒーは、深い炒りだからだ。これが浅炒りとかだったら手を出さなかっただろう。逆に、若い人たちは「えー、深炒りか」と敬遠したのかもしれないが。でも、まあ、片岡ファンの圧倒的層は、我々の上下10歳程度の世代だろうから、そこまで浅炒りにはこだわらないだろう。
このブレンド・カタオカ深煎りは、エチオピア、インドネシア スマトラ、清算処理方法の違う2種類のブラジルの合計4種類の豆がブレンドされている。そして添付されているグラウベルコーヒーの”淹れ方”解説書によると、13~15gの豆を中挽きにして84度ぐらいの低めの温度で18ml抽出するのがターゲットらしい。僕の場合は、もう少し薄めの淹れ方になるので、本来ブレンドした人たちの目指した味とは違うのかもしれない。まあそれは好みなので仕方がないのだけれど、一度はこのやり方で入れていようかと思う。
ちなみに片岡さんの写真のカードは、うーん、ちょっと期待と違っていた。なぜこの写真だったのだろう。
そうして食らうベルコーヒーの店主狩野さんと藤原さんが作り上げたのがこの「ブレンド・カタオカ」だというのである。珈琲好きの僕としては、興味がないわけがなく、早速取り寄せてみることにした。200gで2200円は、もちろんコーヒー豆としては高い。いかに片岡さんの撮影した写真カードがついているといっても、高い。でも、「ブレンド・カタオカ」なのだから仕方がない。
一番僕がうれしかったのは、このコーヒーが「深炒り」である点だ。僕のデフォルトのコーヒーは、深い炒りだからだ。これが浅炒りとかだったら手を出さなかっただろう。逆に、若い人たちは「えー、深炒りか」と敬遠したのかもしれないが。でも、まあ、片岡ファンの圧倒的層は、我々の上下10歳程度の世代だろうから、そこまで浅炒りにはこだわらないだろう。
このブレンド・カタオカ深煎りは、エチオピア、インドネシア スマトラ、清算処理方法の違う2種類のブラジルの合計4種類の豆がブレンドされている。そして添付されているグラウベルコーヒーの”淹れ方”解説書によると、13~15gの豆を中挽きにして84度ぐらいの低めの温度で18ml抽出するのがターゲットらしい。僕の場合は、もう少し薄めの淹れ方になるので、本来ブレンドした人たちの目指した味とは違うのかもしれない。まあそれは好みなので仕方がないのだけれど、一度はこのやり方で入れていようかと思う。
ちなみに片岡さんの写真のカードは、うーん、ちょっと期待と違っていた。なぜこの写真だったのだろう。
by darjeeling_days
| 2023-03-18 21:20
| coffee:珈琲(豆)
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