『鵼の碑』京極夏彦

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京極夏彦といえば、「百鬼夜行」。古書肆「京極堂」の店主である中禅寺秋彦が「憑物落し」で、謎に包まれた事件を解き明かす面白いミステリー小説。『姑獲鳥の夏』から始まり、『魍魎の匣』、『狂骨の夢』、『鉄鼠の檻』、『絡新婦の理』、『塗仏の宴 宴の支度』、『塗仏の宴 宴の始末』、『陰摩羅鬼の瑕』そして『邪魅の雫』とシリーズを繋いできたが、直近の『邪魅の雫』が出たのが2006年9月で、そこから実に17年ぶりの新作長編が発売になった。

もちろん、買わない手はない。

京極夏彦の小説は、どれも結構読むのにエネルギーが必要で、様々な伏線は張り巡らされ、さらに、様々な知識があると面白く読めるために、さあ読むぞという気にならないと、読み進められないのが難点。

それに、17年も開いてしまっていると、そもそも「前作の話ってどんなだったっけ?」と思ったりする。

この17年の間尾、2019年に『今昔百鬼拾遺 鬼』、『今昔百鬼拾遺 河童』、『今昔百鬼拾遺 天狗』と関連3冊小説集が発売されてはいるけれど、やはり長編小説の流れを思い出せないとちょっと辛いものがある。

さらに、巷説百物語シリーズや書楼弔堂シリーズもすきだったので、なんかいろいろと頭の中で混ざり合ってしまっている。リタイアメントしたら、まずは京極夏彦を一から読み直してみたいものだ。

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それにしても、相変わらずの本の厚さ。「レンガ本」や「鈍器」などと称されるように、京極夏彦の小説はとにかく分厚い。通勤電車で読んでいると、手がつかれるともっぱらの評判だったのだけれど、この本もやはり厚かった。それだけ読みごたえがあるということなのだろうけれど、やはりもう少し気力をためてから取り掛かることにするかな。


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by darjeeling_days | 2023-10-06 20:30 | book:本 | Comments(0)

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