自然の中へ

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今日は親友、駒沢敏器の命日。

毎年春の始まりに、毎年墓参に行くのがこの10数年来の週間になっているのだけれど、今年は13回忌。あれから12年もたったのかと思うと、なるほど年を取るわけだと思ったりする。

この12年間、彼がいなくなっても彼のことを忍び、そして彼の作品を愛する人たちが、あれこれ奔走してくれて3冊もの本が出版された。そして復刻のデジタル書籍が1冊。

この先も、復刻したいと望む人たちの手によって3冊の本が出版社を異にして復刻される計画もある。

『ボイジャーに伝えて』が世に出たことから、このところ小説が印象に残るのだが、僕はやはり彼のエッセイが好きだ。そして、まだ本になっていない、そんなエッセイたちが沢山ある。

まだ若かった頃に、彼がMorgen Roteに書いた、自然の中を旅することの素晴らしさを説いた小文は、今でも読むたびに光景が目の前に広がる。数行の文字の羅列に込められた自然への畏怖と憧れ。

今でも町田に残るカフェに、週末ごとに集まって遊びの計画を立てたあの頃のことを、今になってこんな風に思い出す。

すっかり忘れていた世界を、またオートバイに乗るようになって、そしてまた河原でコーヒーを沸かすようになって、思い出してみる。そう、あのころ、あんなに楽しかったことを、どうして長い間放棄してしまっていたんだろう。

だから、13回忌が終わったら、また小さなオートバイで、山に出かけようと思う。彼のあこがれた自然の中へ。

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by darjeeling_days | 2024-03-06 20:45 | book:本 | Comments(0)

美味しいものを食べて、旅して、写真を撮って、本を読む。そんな日常の極上の楽しみを切り出した、至極個人的なブログです。https://www.tearecipe.net/


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