『四月は君の嘘』
2024年 04月 15日
久しぶりにいいアニメを見た。
『四月は君の嘘』。これはもともと、2011年5月号から2015年3月号まで『月刊少年マガジン』(講談社)で連載された新川直司による漫画作品だ。僕が見たアニメは、2014年秋から2015年春にかけて放送されたもの。その後、 広瀬すずと 山﨑賢人を主役に、実写版も放送されたらしい。
簡単にあらすじをかいつまんで書くと、
かつて指導者であった母から厳しい指導を受け、正確無比な演奏で数々のピアノコンクールで優勝し、「ヒューマンメトロノーム」とも揶揄された神童有馬公生は、母の死をきっかけに、ピアノの音が聞こえなくなり、コンクールからも遠ざかってしまう。中学3年生になった公生は、幼なじみの澤部椿を通じ、満開の桜の下で同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。ヴァイオリンコンクールでかをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。
以下ネタバレあり。
(ストーリーを知りたくない方は、NetFlix等で是非、本作品をごらんください。)
ただ、その後の時間の中で、かをりに思いを寄せる公生、公生に思いを寄せる椿、そして親友の渡亮太に思いを寄せるかをりの思いが交錯する。さらに、母との因縁、過去に公生とコンクールに出場したピアニストたちの思い、母の親友で公生が師事した瀬戸紘子などとの関係が交錯し、物語を深化させる。
一番輝いていたかをりとの共演。その後、かをりと再演するために二人で練習にいそしむ日々。にもかかわらず、当日倒れ会場に現れないかおり。かおりと演奏した瞬間の思い、それだけをたよりに何度も挫折しそうになりながら苦しみぬいて、かをり抜きで一人で演奏をする公生。かおりへの思いをピアノに託し「僕の思いは届いたかな」とピアノを弾く公生の姿は、時にイライラしながら、時には憐みの気持ちを抱きながら、でも、やはりがんばれと応援したくなる。
身体を蝕む病のため入院生活が続くかをりは、公生の影響を受けてこれまで避けてきた手術をして、再び公生とコンサートステージに立とうと決意する。公生も先に進むためのコンクールに出場することが決まったが、コンクールの日とかをりの手術の日が重なり、大きなプレッシャーを抱える中、かをりを想いかをりの幻と共にアンサンブルを奏ですべての想いをぶつけるかのように渾身のピアノを演奏する公生。その彼のカラフルなピアノの音は、会場の観客すべてを魅了し賞賛を受ける。
「僕の思いはとどいたかな」という思いが、「君でよかった」に変化し、そしてしかし、公生にはわかってしまった。「さよなら」だということが。そして、かをりは手術中に帰らぬ人となってしまう。
この場面は、何度見ても涙を誘う。この手のアニメで、こんなに泣けるのは久しぶりのこと。しかし、このストーリーは、その後に決定打を残していた。
コンクールが終わり数日後、かをりが生前に書いた手紙が、公生に届けられる。そこには、かをりのささやかな「嘘」が綴られていたのだった。
上質なラブストーリー、一人の少年が大人に向かって階段を上っていく、その過程を丁寧に描いた上質のストーリー。時々、こういうアニメに偶然であうのだから、やっぱりアニメもやめられない。
『四月は君の嘘』。これはもともと、2011年5月号から2015年3月号まで『月刊少年マガジン』(講談社)で連載された新川直司による漫画作品だ。僕が見たアニメは、2014年秋から2015年春にかけて放送されたもの。その後、 広瀬すずと 山﨑賢人を主役に、実写版も放送されたらしい。
簡単にあらすじをかいつまんで書くと、
かつて指導者であった母から厳しい指導を受け、正確無比な演奏で数々のピアノコンクールで優勝し、「ヒューマンメトロノーム」とも揶揄された神童有馬公生は、母の死をきっかけに、ピアノの音が聞こえなくなり、コンクールからも遠ざかってしまう。中学3年生になった公生は、幼なじみの澤部椿を通じ、満開の桜の下で同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。ヴァイオリンコンクールでかをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。
以下ネタバレあり。
(ストーリーを知りたくない方は、NetFlix等で是非、本作品をごらんください。)
ただ、その後の時間の中で、かをりに思いを寄せる公生、公生に思いを寄せる椿、そして親友の渡亮太に思いを寄せるかをりの思いが交錯する。さらに、母との因縁、過去に公生とコンクールに出場したピアニストたちの思い、母の親友で公生が師事した瀬戸紘子などとの関係が交錯し、物語を深化させる。
一番輝いていたかをりとの共演。その後、かをりと再演するために二人で練習にいそしむ日々。にもかかわらず、当日倒れ会場に現れないかおり。かおりと演奏した瞬間の思い、それだけをたよりに何度も挫折しそうになりながら苦しみぬいて、かをり抜きで一人で演奏をする公生。かおりへの思いをピアノに託し「僕の思いは届いたかな」とピアノを弾く公生の姿は、時にイライラしながら、時には憐みの気持ちを抱きながら、でも、やはりがんばれと応援したくなる。
身体を蝕む病のため入院生活が続くかをりは、公生の影響を受けてこれまで避けてきた手術をして、再び公生とコンサートステージに立とうと決意する。公生も先に進むためのコンクールに出場することが決まったが、コンクールの日とかをりの手術の日が重なり、大きなプレッシャーを抱える中、かをりを想いかをりの幻と共にアンサンブルを奏ですべての想いをぶつけるかのように渾身のピアノを演奏する公生。その彼のカラフルなピアノの音は、会場の観客すべてを魅了し賞賛を受ける。
「僕の思いはとどいたかな」という思いが、「君でよかった」に変化し、そしてしかし、公生にはわかってしまった。「さよなら」だということが。そして、かをりは手術中に帰らぬ人となってしまう。
この場面は、何度見ても涙を誘う。この手のアニメで、こんなに泣けるのは久しぶりのこと。しかし、このストーリーは、その後に決定打を残していた。
コンクールが終わり数日後、かをりが生前に書いた手紙が、公生に届けられる。そこには、かをりのささやかな「嘘」が綴られていたのだった。
上質なラブストーリー、一人の少年が大人に向かって階段を上っていく、その過程を丁寧に描いた上質のストーリー。時々、こういうアニメに偶然であうのだから、やっぱりアニメもやめられない。

by darjeeling_days
| 2024-04-15 20:30
| drama/cinema:ドラマ
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