愛の後にくるもの

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『愛のあとにくるもの』というドラマを見た。

好きな女優、イ・セヨンが京都を旅する場面をたまたま見かけ,Amazon Primeに入っていることを知ったので,この週末に一気に見てしまった。

相手は坂口健太郎で、舞台は日本と韓国。吉祥寺の駅前偶然出会って恋に落ちた二人が、小さな行き違いで別れてしまう。忘れられずに気持ちを引きずったまま5年後、バッタリとソウルの仁川空港で再会した二人。

静かなピアノのソロ曲の似合う、かなり好みの上質なラブストーリー。

辻と江國の『冷静と情熱のあいだ 』に似てるなと思ったら,やはり辻仁成原作だった。原作の相手方は,江國香織ではなく,コン・ジヨンという韓国の作家さん。

韓国の文学は,詩的な作品が多いから、こんな作品が生まれるのもとってもよくわかる。

そういえば,最近ノベル文学賞をとった韓国の作家も、もとは詩人だったと言う。

今やすっかりパリで息子を育てる父ちゃんになった辻仁成だが、今でも彼の何気ないwebに綴られるエッセイは、好きなのである。

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韓国から日本へ語学留学に来たチェ・ホン(イ・セヨン)と小説家を目指す大学生の潤吾(坂口健太郎)。

吉祥寺の駅前で偶然出会い、惹かれていく二人。

天真爛漫で何事にも一生懸命なホンは、父が日本留学時代に日本人の女性と恋に落ちたことを知って、常に「変わらない愛があると信じますか?」と自分にも潤吾にも問い続ける。

愛が永遠に続くことを信じ、幸せな時間を過ごしていた2人だったが、別れが訪れ、ホンは置手紙だけをを残し韓国へ帰えってしまう。若さゆえに行き違った二人だったが、お互いのことを忘れられず、5年を別々にすごしたは二人。片や作家に、片や出版社の編集長になり、偶然にも仁川空港で再開をはたす。

その場面のホンが、上の写真。

思い出を全て心に閉じ込めて新たな人生を歩んでいたホン、5年間忘れることなく後悔を積み重ねてきた潤吾。

「現在の冬の韓国と5年前の春の日本を舞台に、美しくも切ない、それぞれが抱えた愛の〝跡(あと)〟が重なり合っていく。」まさにそんな解説がぴったりくるストーリー。

全6話の中にうまく閉じ込めた珠玉のラブストーリだった。

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主演は、坂口健太郎とイ・セヨン。
原作は辻仁成とコン・ジヨン。
監督は「ハナ 奇跡の46日間」やNetflix映画「ソウル・バイブス」などを手掛けたムン・ヒョンソン。

イ・セヨンは、花遊記<ファユギ>で初めて知った(チャングムにも出ていたのだが。)。6歳からドラマや映画に出る子役出身の女優さんだが、最近では、ジュノと出演した『赤い袖先』などの時代劇も、イ・スンギと共に主役を演じた『ルール通りに愛して!』といった現代ドラマも上手くこなす注目の女優さん。花遊記の名演技は見ものだった。


久しぶりに良いドラマを見たという気分になった。

*イ・セヨン演じるチェ・ホン目線で描かれた予告編「記憶」
 https://youtu.be/w0SNR17MjNU
*坂口扮する潤吾目線で描かれた予告編「奇跡」
 https://youtu.be/AHVjfPvsYV4

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by darjeeling_days | 2024-10-20 15:00 | drama/cinema:ドラマ | Comments(0)

美味しいものを食べて、旅して、写真を撮って、本を読む。そんな日常の極上の楽しみを切り出した、至極個人的なブログです。https://www.tearecipe.net/


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