青の洞窟シリーズが美味しいと聞いたので

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先日テレビを見ていたら、日本のレトルトパスタソースをイタリアに持ち込んで調査をするというのをやっていた。10種類ぐらいのパスタソースを持ち込んで、いくつかの都市で現地の人に食べてもらって評価するという番組だった。

まず面白いと思ったのが、「このソースの場合は、パスタがスパゲティではなく、リングイネじゃないとだめ」みたいなこだわりがあるところ。日本の場合、パスタといえば、基本スパゲティなので、どんなパスタソースもスバゲティに欠ければOKみたいなところがあるけれど、現地の場合は、様々なパスタの種類があるので、このパスタにはこのソース、そしてまた逆もしかりなのである。

確かに、以前「週末パスタ活動」の記事を書いたときに、そんなことを学んだような記憶もあったっけ。

季刊Darjeeling Days「週末パスタ活動」
https://www.tearecipe.net/dd/dd09.pdf

その番組で、最終的に一位になったのが、「現地の味をそのまま再現した」という「青の洞窟」シリーズのボロネーゼだった。

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青の洞窟シリーズは、(株)日清製粉ウェルナ(旧日清フーズ)の商品で、「イタリア産赤ワインとともにじっくり煮込んだ、挽き肉の旨味引き立つおいしさをお楽しみください。」というのを売りにしている。

イタリア人が絶賛するこのパスタソースに興味を持ったのは必然。

ということで、家人にスーパーで買っておいてもらって、昨日のランチに食べてみたのだった。

結果は、うーん、可もなく不可もなく・・・。

日本のナポリタンとかミートソースを現地の人に食べさせると、「ケチャップなんてありえない」とか「甘すぎる」という酷評が多く、当然、このボロネーゼも味的にはあまりメリハリのないまったりとした、日本人が好むようなあじではないなあと思った。

現地の人が絶賛しても、それが口に合うかはまた別の話。特に、日本のパスタになれてしまっている僕らからすると、本場の味が必ずしも美味しいとは限らない。

というわけで、残念ながら、このパスタソースはリピートとはならなかった。まあ、ボロネーゼは、自分でミートソース作ればいいやって思うからなおさらだ。

ちなみに、ボロネーゼとミートソースの違いは、以下のとおり。

・ ボロネーゼは粗挽きの牛肉を使用するが、ミートソースは細かく挽いた合い挽き肉を使用する。
・ボロネーゼは赤ワインやブイヨンを加えて仕上げるが、ミートソースはトマトケチャップやウスターソース、砂糖を加えて甘みのある味付けにする。
・ボロネーゼは平打ち麺のタリアテッレを使用するが、ミートソースは細長いパスタにかけるのが一般的

というわけである。

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by darjeeling_days | 2024-10-21 12:24 | pasta:週末パスタ活動 | Comments(0)

美味しいものを食べて、旅して、写真を撮って、本を読む。そんな日常の極上の楽しみを切り出した、至極個人的なブログです。https://www.tearecipe.net/


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