小説『愛のあとにくるもの』

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『愛のあとにくるもの』。文庫を二冊購入した。

先に見たドラマ『愛のあとにくるもの』の原作だ。


たしかに、辻仁成らしいドラマの終わりだったのだけれど、『冷静と情熱のあいだ Blu』とついになっていた『冷静と情熱のあいだ Rosso』を読んでいる人なら、この『愛のあとにくるもの』の、もう一つのバージョンもあるのではないかと思うのは必然だ。

男の立場からは、全面的に辻のストーリーを応援したくなるのは、言うまでもない。

では、孔枝泳(コン・ジヨン)はどう描いたのだろうか?

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まず、異なるのは、小説のストーリーが、7年越しの再会を果たし、7日間でそれぞれ二人が抱える想いを愛をなぞっていく内容となっているところ。

で、けつろんはといえば、今回のドラマは、かなり原作に忠実で、しかも、原作者二人の方向性が一致していたということ。

孔枝泳は、韓国人だから、その感情的なありようが、辻ににているということなのか?

このストーリの原作を、江国が書いていたのなら、どんなふうだったんだろうか?と思ってしまうのは、変だろうか?

僕的には、辻と江国がセットだったから、『冷静と情熱のあいだ』が好きだったのかもしれない。

まあ、このドラマ、小説も、嫌いではない。辻仁成が原作だと知らなければ(でも、見ているとおのずとわかってしまうが。)、これだけで完結したドラマとしてとらえられていたのだろうなあ。

でも、久しぶりに小説読んだなあ。

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『愛のあとにくるもの』
『愛のあとにくるもの』辻仁成
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『愛のあとにくるもの』孔枝泳
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by darjeeling_days | 2024-10-28 12:20 | book:本 | Comments(0)

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